京都市東山区に位置する「祇園 末友」は、京阪本線祇園四条駅から徒歩約5分、京阪本線清水五条駅から徒歩約8分、阪急京都本線京都河原町駅からは徒歩約8分の場所にあります。建仁寺の勅使門前という情緒あふれる立地に佇み、周辺には土産物店なども見られます。
「祇園 末友」は、京都の名料亭「祇園丸山」で長年腕を磨き、「祇園 花霞」の初代料理長を務めた末友久史氏が2009年に自身の名を冠して開いた日本料理店です。 “構えも料理の一つ”という考えに基づき、日本の建築美にこだわった数寄屋造りの店舗は、店主自らが設計を手がけており、凛とした静謐な空間が広がります。 茶の湯の流れを汲む京懐石の伝統を受け継ぎながらも、現代の感性を取り入れた唯一無二の献立が特徴です。 料理には地下40mから汲み上げられる「八坂の水」を使用しており、これが滋味深く繊細な味わいを生み出す基盤となっています。 節句の習わしを取り入れるなど、日本の良き文化を伝えるという店主の想いが随所に感じられます。
提供される料理は月替わりのコースが中心で、昼夜ともに旬の食材を最大限に活かした懐石料理を堪能できます。 夜のコースには、季節を味わうおまかせコース(36,300円 税込)などがあり、京文化や季語を表現した繊細で奥深い8品で構成されています。 昼のコースは、京都観光にもおすすめのおまかせコース(36,300円 税込)や、平日限定のコース(12,000円 税込)などが用意されています。 期間限定で間人蟹を贅沢に味わえるコース(72,600円 税込)が提供されることもあります。 コースの内容は季節や仕入れによって変更されます。 メニューには、季節の旬が詰まった先付「名月盛り」や、ほっこりとした味わいの「銀杏もち 冬瓜~うす葛仕立て~」などが含まれることがあります。 また、旬の味覚を豪快に焼き上げた焼物もコースの魅力の一つです。 飲み物については、料理に合わせておまかせで日本酒を提供してもらうことも可能です。 店内にはメニューがなく、全ておまかせで提供されるのが特徴の一つです。
座席はカウンター席と個室があります。 カウンター席は8席で、料理人の技を間近で見られる特等席です。 個室は2名用から7名以上用まで対応可能で、接待や顔合わせ、お祝い事など特別なシーンでの利用にも適しています。 畳敷きのテーブル個室も利用できます。 店内は禁煙です。 お子様連れについては、12歳以上(中学生以上)で大人と同じコースを召し上がれる場合は利用可能ですが、11歳までのお子様には個室利用の場合に限り松花堂弁当(5,500円 税込)が用意されることがあります。
特別なサービスとしては、ご自宅で店の味を楽しめるお取り寄せがあり、棒寿司や稲荷てまり寿司などが提供されています。 また、本格的な出汁を使った冷凍京うどんのお取り寄せも期間限定で行われていたことがあります。