京都府京都市下京区因幡堂町にある「純米酒粕 玉乃光」は、京都伏見で350年以上の歴史を持つ酒蔵「玉乃光酒造」が手がける直営のレストラン&ショップです。酒粕を日常に取り入れることをコンセプトとし、米と米麹のみで造られた玉乃光酒造の純米酒粕を使った様々な料理やスイーツ、そして自社の日本酒を提供しています。単なる飲食店ではなく、酒粕という発酵食品の魅力や日本酒の奥深さを伝え、家庭でも酒粕を楽しむヒントを得られるアンテナショップとしての役割も担っています。
アクセスは、京都市営地下鉄烏丸線「四条駅」から徒歩約3分、阪急「烏丸駅」からは徒歩約5分から6分程度と、駅からのアクセスが良い立地にあります。 築100年以上の元箪笥製造卸の京町家をリノベーションした建物は、歴史を感じさせる落ち着いた空間です。 2024年7月にはリニューアルが行われ、1階は気軽に日本酒を楽しめるスタンディングバー、2階はゆったりと食事を楽しめるレストランとして、それぞれのスタイルに合わせた空間で過ごすことができます。
提供される料理は、酒粕の豊かな風味やまろやかな味わいを活かした創作和食が中心です。昼は色とりどりのおばんざいが並ぶランチプレート、夜は酒粕料理を中心としたディナーセットや一品料理が用意されています。 酒粕おでんは、利尻昆布やカツオ、サバなど五種のだしと純米酒粕を合わせた特製だしでじっくりと煮込まれており、酒粕の旨みが引き出されています。 定番の大根から、丸ごとトマトやアボカドといった変わり種まであります。 その他にも、酒粕を使ったドレッシングでいただく料理や、鰤の酒粕味噌柚庵焼き、酒粕ポタージュなど、酒粕の新たな魅力を発見できるメニューが豊富です。 酒米「雄町」を土鍋で炊き上げたご飯や、コラーゲンたっぷりのすっぽんを純米吟醸酒で小鍋仕立てにした一品なども提供されています。
スイーツにも酒粕が取り入れられており、「無垢 -muku-」というプレミアムブランドを展開しています。 酒粕プリンはなめらかな口どけと酒粕の香りが特徴で、酒粕フィナンシェや酒粕チョコサンドクッキーなども人気です。 これらのスイーツはお土産としても喜ばれています。
ドリンクメニューには、玉乃光酒造の日本酒が10種類以上用意されており、日本酒ハイボールも楽しめます。 また、ビールや果実酒、ワイン、ソフトドリンクなども揃えられています。
店内には個室も用意されており、会食など様々なシーンで利用が可能です。 ただし、小学校低学年以下のお子様の入店は基本的にご遠慮いただいているようです。 席数は、1階が16席、2階が32席、ハナレが10席で、合計58席あります。 全席禁煙です。
ランチの価格帯は1,000円から1,999円程度、ディナーは3,000円から3,999円程度が目安とされています。 ディナータイムには、お通し代が別途かかります。 予約は、電話や各種グルメサイトのネット予約で受け付けています。