長野県上田市天神に位置する天神 BREWERYは、JR上田駅お城口から徒歩約1分というアクセス抜群の場所にあります。ビール醸造所とパブが一体となったブリューパブというスタイルが特徴で、2021年11月にオープンしました。上田市を拠点に地域振興や活性化を目指すメンバーによって立ち上げられた、上田地域初のマイクロブルワリーです。地域のモノや人の縁など、あらゆるものを循環させて生かすことを基本理念としています。店内は全面ガラス張りで、木の風合いを生かしたナチュラルさとスタイリッシュさを兼ね備えた空間です。カウンター席のほか、個室も備えられており、落ち着いた空間でビールと食事を楽しむことができます。座席数は30席です。貸切も可能です。店舗で使われているカウンターやテーブル、椅子の一部は、2019年の台風19号で倒れた樹木を再利用し、樹脂コーティングを施すことで新たな命が吹き込まれています。店内からは地ビールの醸造タンクを眺めることもできます。
天神 BREWERYでは、「飲み飽きないビール」をテーマに、数種類のクラフトビールを醸造・提供しています。定番の「UEDA LAGER YUKIMURA」は、柑橘系のホップの香りとボディ感がありながらもビターでドライな飲み口が特徴のラガーです。上田市特産の桑の実を使用した薄ピンク色の「KOMATSUHIME」は、ほんのり桑の実が香り、店のイチオシの一つです。その他、ほのかなチョコレートの香りと甘やかさが特徴のミルクスタウト「ISANYUDO」、すっきりとした飲み口のゴールデンエール「KAMANOSUKE」、薄く濁りがあり酵母由来のフルーティさが特徴のヘイジーエール「SAIZO」、香ばしさと程よい甘さ、ホップの香りを楽しめるアンバーエール「M・ROKURO」などがあります。ビールには真田十勇士にちなんだ名前が付けられています。ビールの価格帯はグラス一杯あたり660円から1,000円以上で、大瓶は5,000円以上のものもあります。ビールメニューは醸造順に提供されており、時期によっては提供していないメニューもあります。
フードメニューは、地産地消をコンセプトに、地元上田市を中心に長野県内各地で生産された食材をふんだんに使用した、ビールに合うアラカルトが提供されています。特に信州ジビエを使った料理にも力を入れており、ジビエ料理開発に長く携わってきた担当者が調理しています。鹿肉とキノコのピザは、信州産の鹿肉とたっぷりのキノコ、地元産トマトのソースを使用した一品です。鹿挽き肉にはわずかな胡椒以外の下味は付けず、肉そのものの旨味を味わえるように調理されています。また、地域間交流のある静岡県直送の桜エビと自家製味噌をベースにした桜えびの味噌ピザなど、地域性を活かしたメニューも提供しています。地鶏の唐揚げは衣に麦芽を練りこんでおり、地鶏の塩麹レモンハーブグリルや信州和牛ステーキといった肉料理もあります。選べる信州チーズの盛り合わせもビールとの相性が良いメニューです。ランチタイムには、麦芽入りのパンを使用したホットドッグやバゲットサンド、自家製スパイスカレー、ハンバーグランチセットなども提供されています。フード、ドリンクメニューともに価格は税込です。
営業時間については、ランチタイムが11:00から14:00(ラストオーダー)、ディナータイムが17:30から23:00(フードラストオーダー22:00)です。定休日は月曜日ですが、祝日の場合は営業し、翌火曜日が休みとなります。木曜日は臨時休業の場合があります。支払い方法としては、カード、電子マネー、QRコード決済(PayPay)が利用可能です。全席禁煙です。駐車場はありません。一人でも気軽に立ち寄れる雰囲気があり、おしゃれな空間でクラフトビールと地元食材を使った料理を楽しめるお店です。