新潟県十日町市松之山黒倉に位置する「醸す森」は、松之山温泉街から車で約10分ほどの丘の上に佇む宿泊施設併設のレストランです。森に囲まれた広大な敷地にあり、都市生活から隔絶された非日常を味わえる場所にあります。アクセスとしては、北越急行ほくほく線まつだい駅から車で約20分で、無料送迎も利用できます(要事前予約)。関越自動車道塩沢石打ICまたは越後川口ICから車でアクセスすることも可能です。無料駐車場も完備しています。
「あなたを醸す」をコンセプトに掲げる醸す森は、酒と食を通じて新潟を盛り上げることを目指しています。お米と麹や酵母が出会ってお酒が生まれるように、人やお酒、風土との出会いを通じて訪れる人の中に何かが生まれる場所でありたいという思いが込められています。
ダイニングは大きな窓が特徴で、四季折々の森の景色を眺めながら食事を楽しめます。黒と茶を基調としたシックで落ち着いた雰囲気の空間には、越後杉を使ったオーダーメイドのテーブルや長時間座っても疲れにくい椅子が配されています。席はテーブル席やソファ席があり、窓側のソファ席からは自然との一体感やくつろぎを感じられます。
提供される料理は、地元新潟の食材を中心に、県外の美味しい食材も取り入れたイタリアンベースのコース料理です。地元を知り尽くしたシェフが手がける「ローカルガストロノミー」を目指しており、ここでしか体験できない味が提供されています。朝食には地元松之山のお母さんたちが作る、地元黒倉産のコシヒカリや地野菜を使った心温まる和定食が用意されています。
醸す森はワインや日本酒の品揃えが豊富で、特におすすめなのはオリジナルの日本酒「醸す森」や樽熟成の「睡夢」です。姉妹館「酒の宿玉城屋」のオーナーソムリエが厳選した日本酒も多数取り揃えられています。料理とのペアリングや新潟地酒の飲み比べプランも用意されており、お酒好きには魅力的なラインナップです。
客室は全9室あり、プライベート感を重視したヴィラやビューバス付きの特別室、カジュアルな部屋など様々なタイプがあります。一部の客室を除き、シャワー・トイレは共同利用となります。 施設内には温泉(男女別)もあり、「松之山温泉 じょうもんの湯」という温泉名で、低張性弱アルカリ冷鉱泉の泉質です。神経痛や筋肉痛、疲労回復などに効果があるとされています。
特別なサービスとして、レンタサイクル(冬季除く)やワーケーションでの利用も可能です。日帰りでのワーケーション利用も受け付けています。 また、十日町市は現代アートの祭典「大地の芸術祭」の中心地であり、醸す森の敷地内や館内にもアート作品が設置されており、里山全体がアートとなるこの地域の魅力を宿でも体感できるようになっています。 冬季は積雪が多く、雪景色も楽しめます。 お子様の同伴は6歳以上から可能で、食事内容は大人と同じコース料理となります。