栃木県宇都宮市池上町、本町交差点の角に位置していた「酒菜 田丸家」は、鶴田町にある「すしの田丸家 田縁」の姉妹店として、2022年12月5日にオープンしました。 大通りに面した場所にあり、ひときわ目を引く大きな暖簾が特徴でした。 店内は小ぶりながらもおしゃれなカフェのような雰囲気で、オープンキッチンスタイルが取り入れられていました。 1階にはテーブル席があり、2階にも席が設けられていました。 1階のテーブル席は2名から3名で利用できる席が4卓ほどあったようです。 2階へはやや細く狭い階段を利用し、壁向きのテーブル席がありました。
こちらのお店は、姉妹店である「すしの田丸家 田縁」と同様に魚介類に強みを持っていました。 新鮮な海産物を使った寿司や創作海鮮料理を提供しており、特にメディアでも話題となった「海鮮瓶」は見た目も華やかな看板メニューの一つでした。 海鮮瓶は牛乳瓶のような容器に彩り豊かなネタが詰められており、そのまま楽しむのはもちろん、ご飯にかけて海鮮丼として味わうこともできました。 海鮮瓶には数種類のバリエーションがあり、まぐろ、ミックス、サーモン・アボカド・いくら、数量限定の海宝などがありました。
ランチタイムには海鮮丼がメインで提供されており、ちらし寿司やばらちらしも選ぶことができました。 2023年3月からは握り寿司のランチも始まり、好評を博していました。 握りのシャリは姉妹店で仕込んだ赤酢のシャリを使用しており、一貫あたりのサイズが大きめに握られているのが特徴でした。 希望すれば小さめに握ってもらうことも可能でした。 ランチメニューにはサラダと味噌汁、または豚汁が付いていました。 ランチのご飯は大盛り無料のサービスもありました。
ディナータイムには、お寿司はもちろん、様々な一品料理やおつまみがメニューに並び、お酒と共に楽しめる居酒屋、ダイニングバーとして営業していました。 「まぐタク棒すし」や、一日数量限定の「極上 とろ・ウニ・イクラ 升」なども提供されていました。 ドリンクメニューも豊富で、日本酒の他にもワインの品揃えにもこだわりが見られ、中には高級ワインもリストアップされていました。 また、おつまみセットを注文した方を対象とした、60分600円でのハイボールとレモンサワーのセルフ飲み放題も提供されていました。 店内にはデトックスウォーターも用意されており、自由に利用できました。
残念ながら、「酒菜 田丸家」は2023年10月に閉店し、鶴田町にある「すしの田丸家 田縁‐DENEN‐」に統合されました。 短い期間ではありましたが、宇都宮の街なかで新鮮な海鮮料理や話題の海鮮瓶を楽しむことができるお店として親しまれていました。