宮城県仙台市青葉区国分町にひっそりと佇む「貝と酒 贔屓」は、地下鉄勾当台公園駅南1出口から徒歩約3分という好立地に位置する、貝料理と日本酒に特化した専門店です。グランパレビル1階にあり、利便性の高さも兼ね備えています。この店は、日本全国からその時期に最も美味しい旬の貝を厳選して仕入れており、訪れるたびに新しい発見と味わいがあるのが大きな魅力です。
店のコンセプトは、文字通り「貝と酒」。豊富な種類の貝を、それぞれの素材の持ち味を最大限に引き出す様々な調理法で提供しています。定番のお造りはもちろんのこと、炭火焼きや、季節によっては三重県桑名産の天然ハマグリを贅沢に使用したせり鍋なども楽しむことができます。特に、ホッキや赤貝を含む5種類の貝の盛り合わせや、異なる年数のハマグリを食べ比べるメニューは多くの食通を唸らせています。〆には、濃厚なハマグリの出汁が効いた特製ラーメンも人気の一品です。これらのこだわりの貝料理に合わせて、店内には全国各地から集められた希少な銘柄を含む豊富な種類の日本酒が揃えられています。それぞれの貝料理と日本酒のペアリングを追求することで、より一層深い味わいを体験することができます。
店内の雰囲気は、和モダンで洗練された大人の空間です。ジャズが静かに流れる落ち着いた設えは、喧騒を離れてゆったりと食事を楽しみたいという方に最適です。座席は、職人の技を間近で見られるカウンター席の他、ゆったりと寛げるテーブル席、そしてプライベートな空間で食事を楽しめる半個室や完全個室も完備しています。カウンター席は一人でも気軽に利用しやすい雰囲気があり、個室は接待や大切な人との食事、記念日など特別なシーンでの利用にも適しています。総席数は20席程度と決して広くはありませんが、その分きめ細やかなサービスと落ち着いた雰囲気の中で、質の高い貝料理と日本酒を堪能できます。
メニューの価格帯は、ディナーで一人あたり概ね5,000円から6,000円程度の予算感で、季節の貝を盛り込んだ8品のコース料理は5,000円で提供されています。また、看板メニューの一つであるハマグリラーメンは700円で提供されており、手軽に店の味を楽しむことも可能です。
「貝と酒 贔屓」は、単に珍しい貝を提供しているだけでなく、それぞれの貝に最適な調理法で素材の旨みを最大限に引き出し、それに合う日本酒を豊富に取り揃えることで、貝と酒の奥深い世界を提案しています。仙台において貝料理を専門とする店は少なく、その中でも日本酒とのペアリングに力を入れている点はユニークであり、貝好き、日本酒好きにとってはまさに「贔屓」にしたくなる一軒と言えるでしょう。人気店のため、特に週末の夜などは事前に予約をして訪れることをお勧めします。特別な日の食事や、日常を少し離れて贅沢な時間を過ごしたい時に訪れたい隠れ家です。