横浜駅みなみ東口通路に直結しており、東口からも徒歩約2分から3分でアクセス可能な複合型体験エンターテインメントビル「アソビル」の1階に、「wacca from Hokkaido」は店を構えています。北海道出身のオーナーが手掛けるこのダイニングは、独自の感性で選び抜いた道産食材をふんだんに使用し、北海道の豊かな食文化を発信しています。アイヌ民族の食文化からもヒントを得たという料理の数々は、訪れる人々の心と体を温めるような優しい味わいが特徴です。店名に冠された「wacca」には、アイヌ語で生命の源である「真水」や「泉」という意味と、人々とのつながりを大切にする「輪っか」という二重の願いが込められています。店内は木のぬくもりあふれるノスタルジックな空間で、丸太を大胆に配した壁紙が遊び心と温かみを演出しています。また、フロアの一部にはライブパフォーマンス用のステージも設けられており、食事をしながら音楽ライブなどを楽しむことができる日もあります。
提供されるメニューは、北海道の海の恵みや、広大な自然の中で育った蝦夷鹿、新鮮な野菜など、こだわりの素材を活かした料理が中心です。看板メニューの一つであるザンギは、ジューシーな鶏肉にしっかりと味が染み込み、サクサクとした衣の食感が楽しめます。こちらは1個から気軽に注文できるため、おつまみとしても人気です。他にも、北海道産のじゃがいもを使った塩辛じゃがバターや、ラムチョップ、ジンギスカンといった北海道ならではの肉料理、蝦夷鹿のボロネーゼや無水チキンカレー、濃厚チーズリゾットなどバラエティ豊かな料理が揃います。特に、千歳市の細澤牧場から届けられる牛乳を使用した濃厚ミルクソフトクリームは人気が高く、香料を使用しない素材本来の味を楽しめると評判です。このソフトクリームは、そのまま味わうだけでなく、フレンチトーストに添えても絶品です。ランチタイムには、ザンギ定食をはじめ、リゾットやカレー、パスタなどが提供されており、お子様連れでも利用しやすいボリュームと価格帯となっています。
食事の予算は、ランチタイムがおおよそ900円から1,999円、ディナータイムは2,000円から4,000円程度と利用しやすい設定です。宴会や特別な日には、北海道産のワインや日本酒を含む飲み放題が付いたコース料理も用意されており、充実した時間を過ごすことができます。
店内の総席数は43席で、うち30席が店内に、10席が室内テラス席に配されています。席の種類も豊富で、一人でも気軽に立ち寄れるカウンター席や、ゆったりと寛げるソファー席、開放的なオープンテラス席などがあります。立ち飲みスペースも利用可能です。残念ながら個室の用意はありませんが、20名程度からの少人数から、立食形式であれば最大100名までの貸切利用にも対応しており、大人数でのパーティーなどにも対応可能です。小さなお子様連れのお客様も歓迎しており、乳児から小学生まで入店可能で、お子様向けのメニューやベビーカーでの入店にも対応しています。また、一部の通路側のテーブル席ではペット同伴も可能となっており、様々なシーンで利用しやすい環境が整えられています。
その他のサービスとして、誕生日などの記念日にはサプライズの相談に応じてもらえるほか、ワイン選びに迷った際にはソムリエに相談することも可能です。店内では無料Wi-Fiと電源が利用できるため、食事をしながらの作業や充電も可能です。車椅子での入店も可能となっており、多くの人が快適に利用できるような配慮が見られます。一部のメニューはテイクアウトも可能で、人気の濃厚ミルクソフトクリームなどを持ち帰って楽しむこともできます。時期によっては、アソビル内で開催される他のイベントとの連携により、特定の施設の利用券提示で割引などの特典が受けられるキャンペーンが実施される場合もあります。