神奈川県平塚市紅谷町に位置する「鷺月堂」は、JR東海道線平塚駅北口から徒歩わずか1分から3分圏内という、アクセス至便な場所にある和菓子店です。駅前のロータリーに面しており、多くの方が立ち寄りやすい立地です。1952年(昭和27年)創業の老舗として、長年にわたり地元平塚で親しまれています。店舗のすぐ近くに製造所を構え、店内に並ぶすべての和菓子を手作りしているのが大きな特徴です。手作りにこだわることで、どこか優しさを感じる味わいを生み出しています。
鷺月堂では、焼き菓子や生菓子など、様々な種類の和菓子を取り扱っています。中でも、「ひらつか囲碁最中」は神奈川県指定銘菓および湘南ひらつか名産品に認定されている鷺月堂を代表する銘菓です。囲碁の碁石をかたどった一口サイズの最中で、白餡には北海道産の白いんげん豆、黒餡には北海道清里村産の高級小豆を使用するなど、素材にもこだわっています。このお菓子は、平塚が囲碁の町として知られ、昭和の偉大な囲碁棋士である木谷實九段と縁があったことから生まれました。
「みずごろも」も鷺月堂で人気の品の一つです。寒天、小豆、砂糖、水飴で作られており、表面のシャリシャリとした食感と中の柔らかさ、上品な甘さが特徴です。あずきともう一種類、青えんどう豆、金時豆、ひよこ豆、手亡豆を使用した四色みずごろもがあります。また、木谷實九段が好んだとされる「本格酒まんじゅう」も販売されています。こちらは濁り酒から作られており、餡との一体感が楽しめます。その他にも、ぜんざい仕立ての「ぜんざい最中」や、蒸し菓子で洋菓子のような風味も感じられる平塚推薦銘菓の「湘南砂丘」、黒糖を使用したどら焼き、栗むし羊かん、ゆずもち、やまぐり、上生菓子など、彩り豊かで幅広い品揃えが魅力です。価格帯は、およそ1個あたり100円台から、箱入りの贈答用商品まで様々なものがあります。予算としては、昼夜問わず1000円以内で利用できる場合が多いようです。
店舗は商品の販売を主としており、イートインスペースに関する情報は見られず、テイクアウト専門店として営業しているようです。個室や座敷、掘りごたつ、カウンター席、ソファ席、テラス席などの席情報はありません。
特別なサービスとしては、全国への発送や地方への配送に対応しています。また、平塚市勤労者共済会会員向けに、一部商品を除いた全品が10%割引になる特典があります。お店は子供連れでの利用も可能なようです。駐車場はありませんが、近隣のコインパーキングを利用することができます。支払い方法については情報が分かれており、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済が利用できないという情報と、電子マネーが利用できるという情報があります。来店前に直接店舗にご確認ください。感染症対策として、来店時の体調不良者への自粛呼びかけやマスク着用依頼、店内の消毒液設置、混雑時の入店制限や整理券発行、会計時の非接触型決済や仕切り設置、テイクアウト用待ちスペースの設置、従業員の検温やマスク・フェイスガード着用、手洗い、店舗の換気や消毒などが行われています。全席禁煙です。
営業時間は月曜日、火曜日、木曜日から土曜日、祝日が9時40分から19時まで、日曜日は9時40分から18時30分までとなっています。定休日は水曜日です。創業以来、地元で愛され続ける鷺月堂は、伝統的な和菓子の製法を守りながらも、時代に合わせた新しいお菓子も提供し、手土産や贈答品、日頃のおやつとして多くの人々に選ばれています。