鎌倉駅西口から徒歩約2分または3分とアクセスしやすい場所に位置する「鎌倉ゆりあぺむぺる」は、吉祥寺に50年以上の歴史を持つ老舗喫茶店の姉妹店としてオープンしました。レトロな雰囲気を大切にした純喫茶でありながら、洗練された西洋館のような空間が広がっています。店内にはフランスから集められた本物のアンティークが配されており、アールヌーボー調の優雅な装飾や、こだわり抜かれた照明、可愛らしい小物が配され、まるで別世界に迷い込んだかのような感覚を味わえます。特に窓辺の白いレースカーテンや赤レンガの壁がクラシカルな雰囲気を醸し出し、優雅な時間が流れています。宮沢賢治の詩集「春と修羅」に登場する架空の生命体から名付けられたという店名も印象的です。
提供されるメニューは、喫茶店の定番から食事メニューまで幅広く揃っています。中でも創業当初から受け継がれる名物は、濃厚でなめらかな舌触りが特徴の「ゆりあぺむぺるのプリン」です。生クリームとバニラビーンズをたっぷりと使用し、手作りのカラメルソースとの相性も抜群です。また、見た目にも華やかなクリームソーダも看板メニューの一つで、ソフトボールサイズのアイスクリームがたっぷりと乗っており、そのボリュームに驚かされます。定番のラピスラズリをはじめ、常時10種類以上のフレーバーが用意されており、季節限定のクリームソーダが登場することもあります。これらのクリームソーダは写真映えすることでも人気を集めています。食事メニューとしては、パスタやカレー、サンドイッチなどが提供されており、ランチタイムにはこれらの食事メニューにドリンクとミニサラダが付くお得なセットが用意されています。例えば、エビとイカのクリームジェノベーゼやスパゲティ・ボロネーゼ、キノコとポークのハヤシライス、THEキーマカレーなどがあり、価格帯は1,000円台で楽しむことができます。
店内にはカウンター席やソファ席を含む36席が設けられています。広々とした席が特徴で、落ち着いた空間でゆっくりと過ごすことができます。個室はありませんが、貸切での利用も可能です。全席禁煙となっており、ベビーカーでの入店も可能です。Wi-Fiや電源の有無は確認できませんでしたが、静かな雰囲気のため読書や友人との会話を楽しむのに適しています。人気の喫茶店のため、週末や祝日の昼時や夕方の時間帯は特に混雑が予想されるため、早めの時間帯や平日の利用、または予約を検討すると良いでしょう。