神奈川県茅ヶ崎市に位置する「麺や 鐙 茅ヶ崎本店」は、茅ヶ崎で生まれ育った地元の人々に長く愛される人気のラーメン店です。JR東海道本線および相模線の茅ヶ崎駅南口から徒歩でおよそ9分から10分ほどの場所にあり、鉄砲通り沿いに佇んでいます。平塚方面から国道134号線を進み、東海岸交差点を左折、さらに次の交差点を左折した左手に店舗があり、セオサイクルが目印となります。店舗の裏手には7台分の駐車場も完備されており、車での来店も可能です。
茅ヶ崎発祥の「真鯛豚骨らぁめん」を看板メニューに掲げ、湘南エリアに複数店舗を展開する「麺や 鐙」の本店にあたります。活気がありつつも温かみのあるアットホームな雰囲気が特徴で、初めて訪れる人でも気軽に立ち寄れるローカル感が魅力です。店内は木目を基調としており、清潔感があり落ち着いた空間が広がっています。ラーメン店としては通路も比較的広めに作られており、カウンター席とテーブル席が用意されています。湘南らしい南国調の外観も印象的です。ユニークな内装として、照明にフライパンや蛇口が使われているなど、遊び心も感じられます。女性一人でも立ち寄りやすい雰囲気も人気の理由の一つです。
メニューの中心は、真鯛と豚骨を組み合わせた独自のWスープで提供されるラーメンです。看板メニューの「鐙らぁめん」は、真鯛を中心に数種類の魚介だしと、国産豚骨や鶏ガラなどを丁寧に煮込んだ動物系スープを合わせた、濃厚ながらも鯛の甘みが感じられるまろやかな味わいが特徴です。鰹や鯖などの節系で香りづけがされており、食べ進めるごとにふんわりと柚子の香りがアクセントとなります。麺はスープに合わせて選べるように、ストレート細麺と中太麺が用意されています。公式サイトによると「鐙らぁめん」の価格は850円です。
「鐙らぁめん」以外にも、多様なラーメンが揃っています。人気の「えび塩らぁめん」は、基本のWスープに海老の豊かな香りと旨みが加わった一杯で、あっさりしながらもコク深い塩スープが麺によく絡みます。価格は710円とされています。味噌系のラーメンも充実しており、「唐神味噌らぁめん」「赤唐神味噌らぁめん」「烈火唐神味噌らぁめん」があります。これらは信州産の味噌をベースに数種類の味噌と10種類以上のスパイスをブレンドした特製味噌ダレを真鯛豚骨スープに合わせたもので、スパイシーながらも辛すぎず、背脂のパンチも効いています。公式サイトでの価格は890円です。その他、鯛中心の醤油スープにあんかけ肉がのった「肉味噌そば」(820円)、全粒粉麺を使用した「トリそば」(680円)なども提供されています。
つけ麺もあり、真鯛豚骨スープで作る醤油味の「つけそば」は、ねっちりモチモチとした食感のつけ麺用太麺で提供され、公式サイトでは870円と案内されています。「味噌つけそば」(810円)もあります。
トッピングも豊富で、京都から直送されるこだわりの九条ネギ(100円)や、煮たまご(100円)、焼豚(300円)、あぶり焼豚(350円)などがあります。サイドメニューには、小サイズ110円、普通サイズ160円のライスのほか、「チャーめし」「豚ザーサイごはん」「韓国風おかかごはん」があり、価格はそれぞれ260円(丼は360円)です。「豚ザーサイごはん」は豚肉、ザーサイ、こんにゃくを甘辛く炒めた具材がご飯にのせられています。また、ニンニクが効いた薄皮の焼き餃子(320円)もおつまみとしても人気です。その他、おつまみ焼豚、豚キムチ(各500円)、メンマ(200円)、白菜キムチ(250円)、デザートの杏仁プリン(200円)など幅広いメニューが楽しめます。
座席はカウンター席とテーブル席合わせて17席または20席ほどが設けられています。個室やソファ席はありません。
特別なサービスとして、平日ランチタイム(11:00~15:00)には、麺の大盛りが無料になるか、お得なセットメニューを選ぶことができます。また、女性のお客さんにはペーパーエプロンが必要かさりげなく声掛けをする気配りがあり、子連れファミリー向けにはお子様用の椅子や食器、さらに折り紙などのおもちゃも用意されているなど、細やかな配慮が行き届いています。ラーメンには無料のニンニクサービスもあります。
地元茅ヶ崎で愛され続け、真鯛と豚骨のWスープが特徴の「麺や 鐙 茅ヶ崎本店」は、こだわりの一杯を求めて多くの人が訪れる人気店です。遅い時間まで営業しており、お一人様でも家族連れでも利用しやすい雰囲気です。