神奈川県中郡大磯町に佇む「松月」は、JR東海道本線大磯駅からわずか徒歩約1分という至近距離に位置する日本料理の料亭です。具体的な距離としては、駅からの距離が72メートルや99メートルと案内されており、駅を出てすぐの場所にあります。明治36年(1903年)に創業という100年以上の歴史を持ち、初代総理大臣である伊藤博文公から直接「松月」という屋号を拝領した由緒あるお店として知られています。創業者は伊藤博文公の料理長を務めた人物であり、その伝統の味は今に受け継がれています。
長い歴史の中で、松月は数多くの要人をもてなしてきた経験を持ちます。加賀の名料亭で研鑽を積んだ現在の主人が創り出す料理は、日本の伝統的な技法に基づきながらも、常に新しい感性を取り入れることで生まれる唯一無二の逸品ばかりです。四季折々の美しい表情を見せる庭園を眺めながらの食事は格別であり、店内に配された調度品一つ一つにも細やかな気配りが感じられます。このように、料理だけでなく空間やおもてなしの細部に至るまで行き届いた配慮が、特別な時間を演出しています。
提供される料理は、旬の食材をふんだんに使用した本格的な懐石料理が中心です。ランチタイムには、手軽に松月の味を楽しめるミニ懐石の梅コース(全6品)が用意されています。ディナーには、より品数の多い月コースや松コースなどがあり、月ごとに内容が変わるこれらのコースでは、その時期に最も美味しい厳選食材を使った造里や焼物、蒸物、御飯などを堪能できます。特に、野菜料理や魚料理には強いこだわりを持っており、新鮮な海の幸や山の幸を活かした料理が提供されています。また、伊藤博文公の好物だったと言われる、当時の味をそのままに再現したという松月名物の玉子焼きも味わうことができます。 予算の目安としては、ランチは一人あたり5,000円台、ディナーは10,000円から14,999円程度とされています。 ドリンクメニューには日本酒、焼酎、ワインなどが揃えられており、特に日本酒の品揃えには力が入れられています。
店内には、ゆったりと落ち着いた雰囲気の中で食事ができる椅子席と座敷席が完備されています。また、会食や接待など、よりプライベートな空間を求める場合に利用できる個室も複数用意されています。個室の種類としては、足を下ろして寛げる掘りごたつ式の部屋が1室と、伝統的な座敷の部屋が2室あります。お座敷席は完全予約制となっており、利用シーンや人数に応じて最適な部屋を選ぶことができます。店内は広々としており、席間も十分にとられているため、周囲を気にせず食事を楽しめます。
松月では、自宅でも料亭の味を楽しめるテイクアウトサービスも行っています。さらに、店内には本格的な茶室が設けられており、お茶会やお祝い事の茶事など、様々な用途で利用することが可能です。 駐車場も完備されているため、車での来店も便利です。 店内は全席禁煙となっており、快適な空間で食事をすることができます。 歴史ある空間で、四季折々の食材を活かした懐石料理と細やかなおもてなしを堪能できる松月は、大切な人との会食や記念日、接待など様々なシーンで利用したい一軒です。主に知人や友人との利用が多いようです。