JR石川町駅元町口/南口から徒歩わずか数分の場所にある「廣東厨房 鴻」は、本格的な広東料理を気軽に楽しめる隠れ家のようなお店です。ホテルで長年腕を磨いたオーナーシェフが、広東省出身の祖父、そしてかつて石川町で「鴻樂」として親しまれた父から受け継ぐ広東料理の伝統に、自身の経験を融合させた逸品を提供しています。温かくアットホームな雰囲気の店内は、中華料理店にありがちな賑やかさとは一味違う、落ち着いたおしゃれな空間。一見すると通り過ぎてしまうような控えめな佇まいも、知る人ぞ知る名店といった趣を醸し出しています。こぢんまりとした店内にはカウンター席も備えられており、一人でも気軽に立ち寄れる雰囲気があります。貸切も10名から可能なので、少人数での集まりにも利用できます。
「廣東厨房 鴻」でぜひ味わいたいのが、名物として知られる「白麻婆豆腐」。海老の出汁をベースにしたさっぱりとした味わいの中に、パワフルな辛さが隠れた奥深い一品で、多くの人がその味の虜になっています。辛いものが苦手な方でも、唐辛子を別添えにできる配慮も嬉しい点です。ご飯にかけても美味しく、ついつい箸が進みます。また、「海老の春巻き変わり揚げ」も人気メニューの一つ。海老が贅沢に使われており、サクサクとした衣ともっちりぷりぷりの海老の二つの食感が楽しめます。他ではなかなか味わえない独特の食感が魅力です。定番ながらも絶品と評判なのが「シュウマイ」。出来立てアツアツで提供され、その美味しさに感動する人も多いようです。前菜としておすすめなのは「ネギ塩蒸し鶏」。中華の定番ですが、ネギと塩、鶏肉の組み合わせが食欲をそそり、お酒のおつまみにも、食事のスタートにもぴったりです。ハーフサイズがあるのも嬉しいポイントです。じっくり6時間煮込んで柔らかく仕上げた「ハチノスピリ辛和え」は、お酒との相性が抜群。少しずつ色々な料理を楽しみたい時や、もう一品追加したい時に選ばれています。「あさりの煮込みそば」は、ぷりぷりの大粒あさりがたっぷりと入り、生姜とネギの風味が効いた〆にぴったりの優しい味わいです。
ホテル仕込みの本格的な味でありながら、価格設定はお手頃なのもこの店の魅力。ランチは1,000円台、ディナーは4,000円台から楽しむことができます。特にランチタイムは、洗練された上品な味付けの広東料理を手軽に味わえるとあって人気です。オーナーシェフは「海鮮紅麹炒め」や「牛リブロースのハニーペッパーソース炒め」など、自身の経験と技術を活かした自信作を多数提供しており、どの料理も素材の味を生かした繊細な味付けが特徴です。
店内は決して広くはありませんが、その分、居心地の良いアットホームな空間が広がっています。個室はありませんが、カウンター席やテーブル席があり、様々なシーンで利用できます。子連れでの利用も可能で、予約時に事前に連絡すれば配慮してもらえます。アレルギーや苦手な食材がある場合も、予約時に伝えれば対応してもらえます。支払いは現金の他、主要なクレジットカードやPayPayなどのQRコード決済も利用可能です。テイクアウトも可能なので、自宅で本格中華を楽しむこともできます。「廣東厨房 鴻」は、石川町で長年愛される場所で、確かな腕を持つシェフが作り出す本格広東料理と、温かいおもてなしが心地よい、一度訪れる価値のあるお店です。