横浜中華街の賑わいから一歩足を踏み入れた香港路に佇む「湖南人家 湖南四川料理 湘菜」は、中国八大料理の一つとされる湖南料理を専門とするレストランです。みなとみらい線の元町・中華街駅、JR根岸線の石川町駅のいずれからも徒歩およそ5分というアクセスしやすい場所に位置しています。2022年10月にオープンして以来、本格的な湖南の味を求めて多くの人が訪れています。「人家」という店名には家庭料理という意味が込められており、温かみのある雰囲気の中で本場の味を楽しむことができます。
湖南料理は、唐辛子の刺激的な辛さに加えて、酸味や香ばしい風味が特徴で、「酸辣(スワンラー)」や「香辣(シアンラー)」と表現されます。一口に辛いだけでなく、その中に奥深い旨味が凝縮されているのが湖南料理の魅力です。日本ではまだ提供しているお店が少ないため、本場の湖南料理を味わいたい方にとって貴重な存在と言えるでしょう。辛い料理が苦手な方でも、辛さの調整が可能であったり、辛くないメニューも豊富に用意されているため、安心して様々な料理に挑戦できます。
メニューは150品以上と非常に多彩です。お店の名物料理の一つである「干鍋」は、炒め鍋や煮込み鍋として提供され、若鶏や渡り蟹、湖南名物のラーロウなど、様々な食材を使った15種類以上がラインナップされています。また、鯛の頭を赤と青の唐辛子と共に蒸し上げた湖南省代表料理「双椒蒸魚頭」や、中華人民共和国の建国者である毛沢東が愛したとされる、珍しく甘みのある豚バラ肉の角煮「毛氏紅焼肉」もお店のおすすめです。麺類や炒飯も人気が高く、特にチャーシュー麺や蟹肉炒飯は口コミでも高い評価を得ています。前菜には、ピータンとピーマンを和えた「擂椒皮蛋」が多くの人に選ばれています。ランチタイムにはお得なメニューが用意されており、弁当としてテイクアウトすることも可能です。平均的な予算はランチが1000円〜1999円程度、ディナーが2000円〜2999円程度で、価格はメニューによって幅広く設定されています。
店内は落ち着いた空間が広がり、ゆったりと食事を楽しめるよう席が広めに配置されています。カウンター席も設けられており、一人でも気軽に立ち寄りやすい雰囲気です。個室はありませんが、貸切利用が可能で、20名から最大45名までの宴会に対応しています。家族連れでの利用も歓迎しており、お子様メニューやベビーカーでの入店も可能です。また、車椅子での入店もできるため、様々な方が利用しやすいよう配慮されています。
その他にも、お祝いやサプライズの相談が可能であったり、ドリンクの持ち込みができたりと、利用シーンに合わせた柔軟なサービスが提供されています。多言語メニュー(英語)も用意されているため、海外からの旅行者も安心して注文できます。テイクアウトやデリバリーにも対応しているため、自宅や宿泊先で本格的な湖南料理を味わうことも可能です。支払いは各種クレジットカードやPayPayなどのQRコード決済が利用できます。店内は全席禁煙となっています。本格的でありながらも家庭的な温かさを感じさせる「湖南人家」で、奥深い湖南料理の世界を体験してみてはいかがでしょうか。