神奈川県横浜市中区新港2-3-3、Audiみなとみらいの1階に位置していた「Audi Delight Cafe」は、残念ながら2024年3月31日をもって一時閉店しており、現在のところ営業再開の時期は発表されていません。
かつて営業していた際には、みなとみらいエリアの散策の立ち寄り先として、また落ち着いた時間を過ごせる場所として利用されていました。アクセスとしては、みなとみらい線「みなとみらい駅」および「馬車道駅」、JR京浜東北線「桜木町駅」が利用可能で、それぞれの駅からは徒歩圏内に位置していました。具体的には、みなとみらい駅からは徒歩およそ7分から9分、馬車道駅からは徒歩約7分、桜木町駅からは徒歩約10分から15分程度で到着できました。カップヌードルミュージアムの隣という目印もあり、みなとみらい駅から赤レンガ倉庫やマリン&ウォーク方面へ向かう道沿いのAudiショールーム内にあったため、比較的見つけやすい場所にありました。ワールドポーターズや赤レンガ倉庫からも近く、イベント時などに利用する人もいました。
このカフェは、ドイツの高級自動車メーカーであるAudiのショールームに併設された、日本国内では唯一のAudi公式カフェダイニングでした。「無垢なる白、染まらない黒。人と時が空間を変える。」というコンセプトのもと、店内は白を基調としたシンプルかつスタイリッシュな空間が広がっていました。モダンで洗練された雰囲気は、訪れる人々にゆったりとした時間を提供していました。席間が広くとられていたため、周囲を気にすることなくリラックスして過ごせる点が特徴でした。店内からはガラス越しにAudiの美しい車体を眺めることができ、車好きには特別な体験となりました。また、魅力的なテラス席も完備しており、みなとみらいの開放的な景色や夜にはライトアップされた観覧車を眺めながら、非日常感を味わうことができました。落ち着いた空間は、デートや友人とのカフェタイムにも人気でした。
提供されていたメニューは、フレンチの経験を持つシェフが監修した本格的な料理が中心でした。フードメニューの中でも特に注目を集めていたのは、滋賀県産のブランド牛である近江牛を100%使用したハンバーガーです。バンズにAudiのロゴが焼き印されたオリジナルのハンバーガーは、見た目のインパクトもあり、多くの人が写真に収めていました。数種類のハンバーガーの他、食事としてもデザートとしても楽しめる「パンペルデュ」や、パスタ、カレー、肉料理などの洋食メニューも提供されていました。ヌガーグラッセやチーズケーキ、フォンダンショコラといったデザート類も揃っており、カフェ利用の際の楽しみの一つでした。ドリンクメニューも豊富で、ブレンドコーヒーやカフェラテ、紅茶などの定番から、オリジナルのシェイクやアルコール類(ビール、ワイン、スパークリングワイン)まで提供していました。特にAudiのロゴが入ったホワイトマキアートは、このカフェならではのメニューでした。過去の情報によると、ランチの平均予算は1,000円台から2,000円台、ディナーは2,000円台から4,000円台となっていたようです。ランチタイムには、お得なセットメニューやコースも提供されていました。
店内の総席数は62席(店内42席、テラス20席)または52席、あるいは48席や43席といった情報があり、テーブル席とベンチソファー席、そしてソファー席も設けられていました。個室はありませんでしたが、店舗全体を貸し切ってのパーティーやイベントにも対応しており、着席時で40名、立食時には最大120名まで収容可能だったという情報もあります。喫煙に関しては、店内は全席禁煙でしたが、テラス席では喫煙が可能でした。小さな子供連れでも安心して利用できるよう、キッズメニューやベルト付きのキッズチェアーも用意されていました。また、Audiショールームには東京おもちゃ博物館監修のキッズルームも併設されており、家族での訪問にも配慮されていました。過去にはWi-Fiや電源が利用できる環境も整っていたようです。駐車場は店舗にはなく、周辺の有料駐車場を利用する必要がありました。テイクアウトやUber Eatsを利用したデリバリーにも対応していました。