北海道士別市朝日町中央にある「せいふう舘」は、JR北海道宗谷本線士別駅から車で約25分の距離に位置しています。道道61号線沿い、朝日町の入り口近くにあり、青と白の爽やかな看板と木造りの外観が目印となる、見つけやすい場所にあります。店舗には駐車場も完備されているため、車を利用する方にとって便利なアクセス環境です。
「せいふう舘」は1995年に創業した、地域に根差した親しみやすい食堂です。長い間、近隣の建設業に携わる人々や地域住民のお腹を満たす、家庭的で温かい料理を提供し続けてきました。かつて「ただいま」「おかえり」というコンセプトのもと、訪れる人々を温かく迎えるアットホームな雰囲気は今も大切にされています。そして、創業30周年を迎える2025年、この食堂は「コミュニティダイナー」として新たな一歩を踏み出しました。「もっと美味しく、もっと楽しく」を新しいテーマに掲げ、単に食事をする場所としてだけでなく、食を通じた交流や、地域の人々が集まり気軽に楽しめる場となることを目指しています。人口1,000人未満の小さな町である朝日町において、地域の活性化に貢献したいという想いを持ち、町内はもとより、旅の途中の方やワーケーションで訪れる方など、どんな人にも愛されるようなお店づくりを進めています。
メニューは食堂らしく多岐にわたり、ラーメン、定食、丼ものといった定番の和食から、洋食の要素を取り入れたメニューまで幅広く提供しています。創業以来、その人気を不動のものとしているのが「カツ丼」です。ボリューム満点で、大盛りを注文する常連客も多いと言われています。また、「カツカレー」も隠れた人気メニュー。ジューシーで柔らかなカツと、店舗でじっくり煮込んだこだわりのルーが特徴で、食べ応えがあると評判です。特に中盛でも十分な量があり、満腹になれる一品です。士別市は羊のまちとしても知られていますが、地元の特色を活かしたメニューとして「メェーンチカツ」があります。こちらは羊肉をふんだんに使用し、中にチーズが入ったメンチカツで、オリジナルの手作りソースで味わうことができます。また、丁寧に旨味を抽出した羊骨を使った「羊骨ラーメン」もメニューに並んでいます。過去には生ラムコースやホルモン焼などの肉料理も提供されていた時期もあったようです。ランチタイムの平均予算は1,000円前後と比較的手頃な価格帯で利用できます。以前の情報では、カツ丼の並盛りが800円、カツカレーの中盛りが1000円という価格設定も見られました。生姜焼き定食などの定食メニューも充実しています。
店内の総席数は46席です。プライベートな空間となる個室や、和室のような座敷、掘りごたつ、カウンター席、ソファー席、そしてテラス席は設けられていません。しかし、テーブル席の間には飛沫防止のための仕切りが設置されており、席と席の間隔も一定に保つことで、他のお客様を気にすることなく、比較的ゆったりと食事を楽しめるような配慮がなされています。また、他グループとの相席は行っていません。
「コミュニティダイナー」へのリニューアルに伴い、ユニークな特別なサービスも提供されています。2025年2月4日からは、毎週火曜日から土曜日の15時から18時までの3時間、店内スペースがお客様に自由に開放され、無料のWi-Fiを利用できるだけでなく、テレビゲームや漫画、カラオケを楽しむことができるようになりました。これは地域の人々が集まり、思い思いの時間を過ごせるようにと設けられたサービスです。今後は、ワンドリンク付きや無料で利用できるカラオケプランなども導入が検討されているようです。お祝い事やサプライズの相談にも対応してもらえるとのことです。ドリンクとしてはコーヒーのセルフサービスがあります。小さなお子様連れのお客様も歓迎しており、家族での利用も安心して訪れることができます。一部のメニューはテイクアウトも可能です。支払い方法に関しては、JCBやAMEXといったクレジットカードが利用できるという情報や、非接触型の決済にも対応しているという情報が見られます。