北海道札幌市東区に店を構える「麺処 メディスン麺」は、JR札沼線(学園都市線)太平駅から徒歩7分から9分ほどの距離に位置しています。公共交通機関を利用する場合、最寄りのバス停「北49条東4丁目」からは徒歩約1分とアクセスしやすい立地です。また、店舗には駐車場が6台分用意されているため、車での来店も便利です。
この「麺処 メディスン麺」は、札幌で知られるスープカレーの人気店「メディスンマン」の姉妹店として、2020年4月に暖簾を掲げました。元々、「メディスンマン」が定休日にあたる火曜日限定で提供していたラーメンが評判を呼び、独立した店舗としてオープンする運びとなった経緯があります。そのため、スープカレー作りで培われたスパイスの知識や技術が、ラーメンのスープに惜しみなく活かされている点が最大の特徴と言えるでしょう。
提供されるラーメンは、スパイスを効かせた独自のスープがベースとなっています。辛さのレベルを選ぶことができ、「白麺」「赤麺」「中辛麺」「辛麺」「極辛麺」といった段階が用意されています。辛いものが苦手な方でも楽しめる辛さゼロの「白麺」から、ピリ辛の「赤麺」、辛さの中にしっかりとしたコクが感じられる「中辛麺」、そしてさらに刺激的な辛さの「辛麺」や「極辛麺」まで、幅広い好みに対応しています。「白麺」のスープは野菜の甘みと鶏ガラの旨味が感じられるあっさりとした味わいと言われており、どこか洋食のような風味を感じるという声もあります。一方、辛口のスープは、スープカレーのスープを思わせるサラリとした口当たりでありながら、スパイスの香りと複雑な旨味、そしてじわりと後からくる辛さが特徴です。スープのベースには、鶏ガラと野菜を6時間かけて煮込んだ出汁に、鰹節や煮干しを加えることで味に厚みをもたせ、さらにラードやネギ、ニンニク、バジルなどを使用した香味油で香りを加えています。このスープの決め手となるスパイスは、「メディスンマン」でも使用されている9種類のスパイスを独自にブレンドした秘伝のものとのことです。麺は、平打ちでやや縮れた太麺が使用されており、スープとの絡みが良く、もっちりとした食感が楽しめます。具材としては、箸で掴むと崩れるほど柔らかく煮込まれたチャーシュー、シャキシャキのネギ、キャベツ、玉ねぎ、海苔、茹で卵、糸唐辛子などが彩り豊かに盛り付けられています。ラーメンの他にも、スパイスを使った「あんかけメディスン丼」や、お子様向けの「ミニ麺」もメニューにあります。ご飯ものとして「ライス」や「小ライス」もあり、スパイシーなスープに浸してリゾットのようにして味わうのもおすすめです。さらに、有料トッピングとして納豆やチーズ、ライムなどを加えることで、自分だけのアレンジを楽しむこともできます。
店内の空間はウッドテイストでまとめられており、落ち着いた雰囲気が漂います。座席はカウンター席とテーブル席が設けられており、総席数は11席から14席程度となっています。個室や座敷、ソファ席の用意はありません。全席禁煙のため、食事中はたばこの煙を気にすることなく、ラーメンの香りや味わいをじっくりと堪能できます。
営業時間は、月曜日、火曜日、木曜日から土曜日、祝前日は11時30分から15時までのランチタイムと、17時から20時30分(ラストオーダー20時)までのディナータイムに分かれています。日曜日と祝日は11時30分から20時30分(ラストオーダー20時)まで通しで営業しています。毎週水曜日が定休日となっています。支払いに関しては、現在のところ現金での支払いが中心のようです。クレジットカードや電子マネー、QRコード決済には対応していない場合があるため、来店前に確認するとスムーズでしょう。スープカレー店の遺伝子を受け継ぎ、独自のスパイス使いで唯一無二の一杯を提供する「麺処 メディスン麺」は、スパイシーなラーメンを愛する人々にとって魅力的な選択肢となるでしょう。