小樽市手宮にある「ハルのち晴れ。」は、小樽市総合博物館の敷地内に位置するユニークなカフェです。JR函館本線小樽駅からは徒歩約23分(約1.8km)、南小樽駅からは約2.7kmの距離にあります。
この店の最大の特徴は、昭和に活躍した列車(スハ43形客車とワフ29500形車掌車)を改装して店舗として利用している点です。かつての食堂車を彷彿とさせるノスタルジックな空間で食事を楽しむことができます。車内には昔ながらの網棚や扇風機、座席番号札なども残されており、鉄道ファンだけでなく、幅広い世代にとって新鮮で楽しい体験となるでしょう。子ども用の椅子や、家族でゆったりと過ごせるソファ席も用意されています。
メニューの中心は担担麺で、「カフェ、時々担担麺。」という看板を掲げている通り、本格的な担担麺を味わうことができます。小樽ろまん横丁の人気店「担担麺なかがわ」とコラボした担担麺は、汁なしと汁ありがあり、それぞれ白ごま味と黒ごま味が選べます。中国・四川産花山椒による程よい痺れと自家製辣油の辛さが特徴です。辛さや痺れのレベル、麺の量、トッピングも選択可能で、辛いものが苦手な方向けに辛さ・痺れなしのメニューもあります。また、小学生までの子ども向けには辛くないお子様用担担麺や、様々な料理を盛り合わせたお子様プレートも提供されています。担担麺以外にも、パスタや手作りケーキ、オリジナルブレンドコーヒー、夏季限定のコーヒーゼリーやソフトクリームなどのカフェメニューも楽しめます。冷製つけ麺が限定メニューとして提供されていた時期もありました。
座席に関する詳細として、個室は無いとされています。ソファ席は用意されています。駐車場は小樽市総合博物館の駐車場と共用で利用可能です。
お店では、地元作家の絵画展やハロウィンのイベントなど、食事以外の企画も随時開催されており、子ども向けのイベントやワークショップも検討されているようです。
なお、食べログでは現在閉店と表示されていますが、Rettyやその他の情報源では営業しているとの情報も見られます。訪問を検討される際は、事前に店舗への確認をお勧めします。