JR小樽駅より徒歩約9分から15分、南小樽駅からは徒歩約14分から15分のところに位置する「魁陽亭 越治」は、かつて伊藤整や小林多喜二といった小樽にゆかりのある文豪や芸術家たちが集ったと言われる喫茶店「越治」があった場所に、大正ロマンあふれる文学カフェとしてオープンしました。小樽の歴史を感じられる空間で、訪れる人々に言の葉を残したいという想いが込められています。店内は、約800冊にも及ぶ北海道や小樽に縁のある書籍に囲まれた「文学の杜」と呼ばれるカフェスペースと、炭火焼の料理が楽しめるカウンターバースペース、そして個室から構成されています。書籍は自由に読むことができ、静かで落ち着いた雰囲気の中で読書や食事を楽しむことができます。また、隠し扉の先には秘密の部屋があるという情報もあり、遊び心も感じられます。
提供されるメニューは、小樽や後志地方を中心とした北海道産の安心安全な食材を使用した和洋折衷の料理が中心です。ランチタイムには、懐かしい雰囲気の洋食が提供されており、特に牛肉と香味野菜、赤ワインをじっくり煮込んだマイルドな辛さの「越治咖喱curry」や、人気のナポリタンにカツレツを乗せオーブンで焼き上げた「余市北島豚使用の北海道名物スパカツ」などがおすすめです。ランチメニューにはスープ、サラダ、本日のミニデザートが付いてくるほか、ランチメニュー注文者はドリンクが半額になります。喫茶メニューも充実しており、自家製ガトーショコラや小樽ブルーソーダフロートといった昔ながらの喫茶店らしいメニューも楽しめます。夜は炭火割烹バーとして、海鮮やお肉の炭火焼き、アラカルト料理を提供しています。宴会用のコース料理もあり、予約が必要です。
座席は、お一人様でも利用しやすいカウンター席、テーブル席、そして個室が用意されています。個室は、大正時代の料亭をイメージした広間や、小樽ゆかりの作家が作品を生み出した部屋をイメージした和室など、コンセプトの異なる部屋があり、少人数から最大12名程度まで利用可能です。特に和室の個室は宿泊も可能という情報や、中庭が見える部屋、隠し扉の先にある部屋など、ユニークな空間が用意されています。店内は全面禁煙で、Free Wi-Fiも利用できます。スタッフの方が袴姿で接客されているという情報もあり、大正ロマンの雰囲気を一層引き立てています。また、特定の期間には浴衣や着物着用でお食事をした場合、特別なサービスが受けられることもあるようです。北海道飲食店感染防止対策認証制度の認証店でもあります。駐車場は用意されていないため、近隣の有料パーキングを利用する必要があります。様々なシーンで利用できる、歴史と文学、そして美味しい料理が融合した魅力的なお店です。