北海道苫小牧市住吉町1丁目10-23にかつて営業していた「からあげ専科鶏から屋 住吉店」は、地元苫小牧で生まれた唐揚げ専門店として知られていました。JR苫小牧駅からは距離があり、徒歩では30分以上かかりますが、バス停「とましん美園支店前」や「工業高校」からは徒歩数分圏内とアクセスしやすい場所に位置していました。苫小牧環状線沿い、駒大苫小牧高校の近くにあり、店舗前には数台分の駐車場も完備されていたため、車での来店も可能でした。
この店舗の最大の特徴は、日本唐揚協会が主催する「からあげグランプリ」において、東日本しょうゆダレ部門で複数年にわたり金賞を受賞していたことです。資料によっては5年連続、別の資料では7年連続と記載があり、その味には定評がありました。金賞を受賞したザンギは、たまり醤油の奥深いコクと香り高い生姜の風味が特徴とされていました。一つ一つがボリューム満点で、衣はサクサク、中はジューシーな仕上がりで、冷めても美味しいと評判だったため、テイクアウトでの利用も人気でした。
メニューは主に唐揚げを中心とした定食類が提供されており、唐揚げの個数によって価格が設定されていました。金のザンギは3個で600円台から提供されていたという情報があります。また、唐揚げだけでなく、ローストビーフ丼や豚丼といったメニューも存在しました。特に、唐揚げ10個にご飯500gが付く総重量1kgを超える「マンガ盛り定食」のような、ボリューム満点のデカ盛りメニューも提供されており、たくさん食べたい人にとって魅力的な選択肢でした。学生向けの割引メニューもあったようです。客単価は概ね1000円程度という情報が見られます。
店内の座席はカウンター席が5席と、2名掛けのテーブル席が2卓あり、合計で9席ほどの小規模な店舗でした。個室やソファ席に関する情報は確認できませんでした。
提供されていたサービスとしては、看板メニューである唐揚げをはじめとする料理のテイクアウトが可能でした。また、デリバリーサービスも行っていた時期があったようです。ホットペッパーグルメやYahoo!マップといったグルメサイトからは、かつてはネット予約も受け付けていた形跡が見られます。かつて営業していた頃は、その美味しさとボリューム、利用しやすいサービスで地域住民や唐揚げ好きに親しまれていました。