JR小樽駅から徒歩約10分から11分ほどの場所に位置する「かくてるの森 みちくさ」は、小樽市花園にある隠れ家のようなバーです。手作りの内装が温かい、ほっと一息つける癒しの空間が広がっています。店名の「みちくさ」には、「気軽に立ち寄れる店でありたい」という店主の想いが込められています。シンプルな看板のため、うっかり通り過ぎてしまうこともあるかもしれません。
このお店では、お酒を飲む人も飲まない人も楽しめるように、アルコールはもちろん、ノンアルコールカクテルやソフトドリンクも豊富に取り揃えられています。ソフトドリンクは一律500円(税込)で提供されており、コーヒー(レギュラーコーヒーまたはエスプレッソ)だけを楽しむために立ち寄る人も歓迎されています。チャージ料は営業時間内はかかりません。ただし、営業時間外である深夜1時以降に入店する場合はナイトチャージが発生します。支払い方法は現金のみで、カード払いやスマホ決済には対応していません。
ドリンクメニューの中でも特筆すべきはカクテルの種類の多さです。スタンダードなカクテルはもちろんのこと、お客様の要望や味のイメージを伝えることで、オリジナルのカクテルも作成してもらえます。カクテルはおおよそ700円から提供されています。ウイスキーや生ビール、グラスワイン、梅酒、焼酎なども用意されています。
バーでありながらフードメニューも充実しており、おつまみからパスタなどの食事メニューまで約30種類ほどが提供されています。「1.5軒目の店」としても利用してほしいという店主の想いがあるため、しっかり食事ができるメニューも揃っています。人気のメニューには、コンミートのチーズ焼きバケット添え(800円・税込)、タコとムール貝のピンチョ(400円・税込)、メキシカンドリア(800円・税込)などがあります。コンミートのチーズ焼きは、馬肉と牛肉を使用したコンビーフよりもあっさりとした味わいが特徴です。タコとムール貝のピンチョは黒酢炒めになっており、ビールやワインとの相性が良いとされています。メキシカンドリアは直径20cmほどの大皿に盛られ、スパイシーでありながらさっぱりとしたライスとチーズが特徴で、好みに応じてハバネロソースをかけて楽しめます。これらのフードメニューは比較的リーズナブルな価格で提供されています。
店内にはカウンター席とテーブル席があり、総席数は24席です。カウンター席が10席、テーブル席が4名掛け、4名掛け、6名掛けの席がそれぞれあります。特別な個室やソファ席に関する情報は見受けられません。一人で訪れても楽しめるように、チョコレートやガリガリくんのパッケージのパズルなども用意されており、退屈せずに過ごせるような工夫がされています。
店主が一人で切り盛りしているため、フードメニューの提供には時間がかかる場合があるとのことです。店主は名古屋出身で、ガラス職人やホテル勤務など様々な経歴を持っています。2007年に花園町に開業し、2011年に現在の場所に移転しました。地元常連客も多く、小樽の様々なプロジェクトにも積極的に参加しているため、小樽の情報が集まる場所としても知られています。
「かくてるの森 みちくさ」では、お客様レシピ帳というカードが用意されており、その日注文したカクテルのレシピを記録していくことができます。これは来店する度に自分好みのカクテルを見つける楽しみにも繋がります。
営業時間は月曜、火曜、木曜から日曜、祝日、祝前日の17時から翌1時までで、水曜日が定休日です。定休日が祝日や祝前日の場合は営業することがあります。20歳未満の方の入店は同伴者を含め不可となっています。駐車場はありません。お店に関する最新情報はお店のホームページやFacebookページ、メールマガジンで発信されています。電話での問い合わせや予約は営業時間内にお願いします。