小樽市花園の嵐山仲店小路にひっそりと佇む「洋食木下」は、JR小樽駅から徒歩およそ10分から12分圏内にある隠れ家のような洋食店です。このエリアは地元の人々にも愛される、どこか懐かしい風情が漂う飲食街です。
オーナーシェフは札幌出身ながら、道外での多様な飲食店での経験を経ており、特に帝国ホテル出身のシェフのもとで洋食の基礎を深く学んだという経歴を持っています。その豊富な経験に裏打ちされた、洋食の枠にとらわれない丁寧な仕事ぶりが感じられる一皿を提供しています。店内は木のぬくもりあふれるクラシカルな雰囲気で、落ち着いて食事を楽しめる空間でありながら、多くの利用客で賑わいを見せることもあります。厨房を囲むように配置されたカウンター席では、シェフが調理する様子を間近に見ることもできます。
メニューの中心はオムライスで、ふわとろの卵とこだわりのソースが評判です。ランチタイムには、オムライスケチャップ(1,000円)、オムライスデミグラス(1,200円)、欧風チキンカレー(1,100円)などがあります。特にオムライスのふわとろ感は多くの口コミで絶賛されており、口に入れた瞬間に「とろけるような食感」と評されています。デミグラスソースは少しほろ苦い大人の味わいで、オムライスとの相性が良いとされています。欧風チキンカレーは店主こだわりのスパイスが効いた一品です。ランチメニューには旬野菜を使った具だくさんスープがセットでついており、玉ねぎ、人参、ごぼう、れんこん、キャベツ、しめじ、舞茸、えのき、なめこ、ひよこ豆、トマト、ほうれん草など多くの野菜が入っており、優しい味わいです。時期によっては八百屋で仕入れた旬の食材がプラスされることもあります。ディナータイムには、本格的な洋食メニューが中心となり、お酒とともにゆっくりと食事を楽しむことができます。前菜メニューも充実しており、前菜盛り合わせ(1人前1,000円)では、キャロットラペ、ピクルス、フムス、余市産北島豚のパテドカンパーニュ、白レバーペースト、豚肉のリエット、チーズ盛り合わせなど12種類の中から7~8品が提供されます。その他、各400円の前菜(キャロトラペ、ピクルス、フムス、ドフィノア、オリーブ、ドライフルーツ)や、各650円の前菜(余市産北島豚のパテドカンパーニュ、白レバーペースト、豚肉のリエット、トリッパと豆の煮込み、生ハムサラミ、チーズ盛り合わせ)も選べます。ドリンクは焼酎、ワイン、カクテルなどが揃っています。価格帯については、ランチは1,000円から1,999円、ディナーは3,000円から3,999円がおおよその目安とされています。
店内には合計16席が設けられており、カウンター席が6席、2人掛けのテーブル席が1卓、4人掛けのテーブル席が2卓あります。個室の用意はありませんが、貸切での利用は可能です。店内は全席禁煙となっています。専用の駐車場はありませんが、お店の近くにコインパーキングがありますので、車での訪問の際はそちらを利用することになります。
お客様へのサービスとしては、特別なサービスに関する具体的な情報は見受けられませんでしたが、来店客の100%が接客・サービスに満足しているという口コミもあり、丁寧な対応が期待できます。一人でも気軽に立ち寄れる雰囲気があり、友人や家族、大切な人との食事にも適しています。支払いは現金のみとなっています。オムライスはもちろん、前菜やカレーなど、どの料理も丁寧に作られており、味、見た目ともに満足度が高いという評価が多く寄せられています。テイクアウトやデリバリーに関する情報は確認できませんでした。