小樽市入船に位置する「らーめん一番」は、JR函館本線の南小樽駅から徒歩約2分(約140m)と非常にアクセスしやすい場所にあります。小樽駅からも徒歩約22分(約1.7km)、小樽築港駅からは約2.5kmの距離です。かつては別の場所で営業していましたが、2016年3月に現在の入船に移転しました。初代が長年研究を重ねたスープの味を二代目が引き継ぎ、現在は四代目の店長がその伝統の味を守りながらも、新しい工夫を取り入れています。
この店の最大の特徴は、濃厚でとろみのある豚骨スープです。豚の様々な部位の骨髄から出る旨味成分を使い、さらに薬膳効果のあるニンニクを多量に使用しています。ニンニクの香りは店外にも漂うほどですが、スープはマイルドな仕上がりになっています。手作業で練り上げられる味噌も、他では真似できない一杯の重要な要素です。特に味噌ラーメンは、この濃厚なスープと手練りの味噌が組み合わさったこだわりの一杯として知られています。醤油ラーメンや塩ラーメン、昔風ラーメン、旨辛ラーメン、厚切り炙りチャーシューめんなどもメニューに並んでいます。サイドメニューにはギョーザや焼き豚チャーハン、半チャーハン、ライスなどがあります。ランチタイムは11:00から15:00、ディナータイムは17:00から21:00まで営業しており、毎週月曜日が定休日です。ただし、スープがなくなり次第終了となる場合があります。
店内にはカウンター席があり、お一人様でも気軽に利用しやすい雰囲気です。また、4人掛けのテーブル席が2卓と6人掛けの小上がり席が2卓あり、合計で28席用意されています。個室はありません。全席禁煙となっており、支払いにはPayPayが利用可能です。駐車場は店舗前に4台分あります。ランチの予算は1,000円以下、ディナーも1,000円以下で楽しめることが多いようです。濃厚ながらもマイルドな口当たりのスープと、店主のこだわりが詰まったラーメンを求めて、地元客だけでなく多くのラーメンファンが訪れるお店です。昔ながらの小樽ラーメンの味を受け継ぎつつ、時代に合わせた進化を続ける「らーめん一番」は、小樽でラーメンを味わいたい際に選択肢の一つとなるでしょう。