北海道空知郡中富良野町の国道237号線沿いに佇む「medicine leather」は、赤いコンテナハウスを店舗として利用しているユニークな存在です。元々は富良野市でレザークラフトの店舗として営業していましたが、2021年2月に現在の場所へ移転オープンしました。オーナー自らがリノベーションしたというコンテナハウスは、外観からもその個性が際立っています。店内は、革製品の展示販売スペースとカフェスペースが一体となった空間で、オーナーの「好き」が詰まったこだわりのインテリアが魅力です。革製品やコーヒー、バイク関連のアイテムなどが tastefully に配置されており、訪れる人々を楽しませています。
中富良野駅や町営バスのバス停中富良野からは徒歩でおよそ10分程度の距離にあり、また、ラベンダー畑駅からは車で5分ほどのアクセスです。周辺には有名な観光地も点在しており、ファーム富田からも比較的近い場所に位置しているため、観光やドライブの途中に立ち寄りやすい立地と言えるでしょう。
「medicine leather」では、レザークラフト職人であるオーナーが手掛けた一点ものの革製品と、オーナーこだわりの自家焙煎コーヒーを楽しむことができます。革製品は、キーホルダーなどの小物から、財布、バッグ、ベルト、時計といった多岐にわたるアイテムが豊富に揃えられています。使用する革は品質にこだわり、裁断から縫製まですべて手作業で丁寧に作られています。既製品の購入はもちろん、フルオーダーやセミオーダーでの注文も可能で、自分だけの特別なアイテムを製作してもらう相談もできます。また、使い込んだ革製品のリメイクにも対応しており、愛着のある品を新たな形で蘇らせることも可能です。さらに、レザークラフトの楽しさを体験できるレザー刻印体験などのワークショップも開催されており、ものづくりに興味がある方にもおすすめです。
カフェメニューの中心は自家焙煎コーヒーです。数種類の豆の中から選ぶことができ、オーナーこだわりの一杯を味わうことができます。コーヒー以外にも、飲むコーヒーゼリーなどユニークなドリンクもあり、テイクアウトにも対応しています。価格帯としては、1000円から1500円程度で利用できる情報が見られます。店内にはコーヒーを楽しむための座席がいくつか用意されており、カウンター席もあります。広間のようなスペースや個室、ソファ席といった席の種類に関する詳細な情報は見当たりませんが、こだわりの空間でゆっくりと過ごせるようです。
「medicine leather」という店名には、「その人に必要なもの」という意味が込められているとのことです。訪れるお客様にとって、ここで出会う革製品やコーヒー、空間そのものが、何か満たされたり、必要とされるものとなったりするような、そんな思いが込められたお店です。革製品とコーヒーという組み合わせに加え、バイク好きのオーナーのもとには自然とライダーが集まることもあり、多様な人々が集まり交流する場としても機能しています。地域に根ざし、イベントなどを通じて地域活性化にも貢献したいという意向も持っているようです。こだわり抜かれた革製品と自家焙煎コーヒーを、個性的なコンテナハウスの空間で味わうことができる、「medicine leather」は、中富良野町を訪れた際に立ち寄る価値のあるスポットと言えるでしょう。