北海道虻田郡ニセコ町中央通60-2に位置するNISEKO BASE CAFEは、JRニセコ駅からほど近いニセコ中央倉庫群の一部、旧でんぷん工場内にありました。駅からは徒歩およそ3分から5分というアクセスしやすい立地です。茶色の木造りの建物で、かつての倉庫の雰囲気を活かしつつ、おしゃれにリノベーションされた空間が特徴でした。ニセコ中央倉庫群は、カフェとしての利用だけでなく、地元のアーティストによる作品展示や、親子で楽しめるイベント、映画上映など、地域に開かれた多目的スペースとしても活用されています。この施設の館長は「人と人をつなぐ」役割を重視しており、NISEKO BASE CAFEもそうした地域の交流拠点としての側面を持っていたと言えるでしょう。
カフェの店内は、倉庫特有の高い天井や広々とした空間を活かした、落ち着いた雰囲気が魅力でした。席数は20席で、プライベートな空間となる個室や、ゆったりと体を預けられるソファ席の設置はありませんでしたが、席と席の間隔にはゆとりがあり、リラックスして過ごすことができました。店内ではスポーツ観戦を楽しむことができたり、バリアフリーに対応しており車椅子での入店が可能であったりと、訪れる様々な人々が快適に過ごせるような配慮がなされていました。また、プロジェクターや電源コンセント、無料Wi-Fiといった設備も完備されており、ちょっとした作業や調べものをしたい場合にも便利でした。
NISEKO BASE CAFEで提供されていたメニューは、野菜料理にこだわりを持ち、ベジタリアン向けのメニューも用意されていました。具体的なメニューとしては、ホットコーヒー(410円)、タピオカショコララテ(550円)、お子様向けの100%オレンジジュースや100%パインジュース(各100円)、そして軽食としてポテトフリッツのシングルサイズ(500円)などがあったようです。テイクアウトも可能でした。英語のメニューも用意されていたため、海外からの観光客も安心して利用できる環境でした。
お子様連れのお客様にとっても利用しやすいカフェでした。店内にキッズスペースが設けられており、お子様が安全に遊べる場所が確保されていました。さらに、多目的トイレ内にはおむつ交換台が設置され、授乳室も完備されていました。ベビーカーでの入店もスムーズに行えるなど、小さなお子様連れでも気兼ねなく訪れることができるようなサービスが充実していました。ドリンクの持ち込みも可能な珍しいサービスも提供されていました。支払い方法については、主要なクレジットカード(VISA、Master、AMEX、Diners、Discover、UnionPay)や、交通系ICカードを含む電子マネー(Suica、PASMO、ICOCA、iD、QUICPay、ApplePay)、そしてPayPay、d払い、au PAY、Alipay、WeChat Payといった各種QRコード決済に対応しており、多様な支払いニーズに応えていました。かつてニセコ中央倉庫群の中にあったこのカフェは、おしゃれな空間と充実した設備で、訪れる人々にくつろぎと交流の場を提供していました。