北海道札幌市中央区南1条西6丁目4-1にかつて位置していたCITY BOYは、新鮮な野菜を中心としたカジュアルフレンチを提供していたレストランです。札幌の中心部、大通エリアにあり、地下鉄大通駅から徒歩約3分、市電西4丁目停や地下鉄西8丁目駅からも徒歩圏内という、アクセスしやすい立地でした。ジョンソンストア市電通りの裏手、旧東急ハンズの裏が目印とされていました。専用駐車場はありませんでしたが、周辺にはコインパーキングが複数利用できる環境でした。
2019年にオープンしたCITY BOYは、ミシュランガイドで星を獲得したフレンチレストラン「aki nagao」の姉妹店として知られていました。契約農家から直接仕入れる規格外の野菜も積極的に使用することで、フードロス削減に貢献するとともに、新鮮で美味しい野菜をふんだんに取り入れた料理を提供することにこだわっていました。「女性だけでなく、男性にもっと野菜を食べて欲しい」という願いがコンセプトの一つとなっており、野菜料理に力を入れていました。店内はユニセックスなデザインで、落ち着いたおしゃれな雰囲気でした。広めのテーブル席やソファ席も設けられており、ゆったりと食事の時間を過ごすことができました。席数は20席台で、全席禁煙でした。個室の設備はありませんでした。
CITY BOYの名物メニューは、彩り豊かな野菜がたっぷり盛られたサラダプレートでした。ランチタイムはこのサラダプレートが中心で、たっぷりの野菜に加えて、スープやケークサレ(食事系のパウンドケーキ)が付いており、見た目にも華やかで満足感のある一皿でした。サラダには、しっとりとしたチキン、軽くマリネしたサーモン、旨味のあるローストビーフなどをトッピングとして追加することも可能で、お好みに合わせてカスタマイズができました。チキン、サーモン、ローストビーフ全てを一度に楽しめる「よくばりプレート」も人気で、こちらにはドリンクもセットになっていました。サラダにかけるドレッシングは数種類から選ぶことができ、柑橘とディル、シーザー、アジアン、フランボワーズ、はちみつとシェリービネガー、豆乳と白胡麻などが提供されていました。ランチの価格帯は、サラダプレートが1,580円から、よくばりプレートが2,180円程度でした。
ディナータイムには、ランチとは異なる雰囲気の中で、アラカルトやコース料理を楽しむことができました。自家製ピクルス、ミックスナッツ、オリーブ盛り合わせ、北あかりのフレンチフライといった軽いおつまみから、サーモンのマリネ、自家製ローストビーフ、じゃがいもとブルーチーズのグラタン、アンチョビと枝豆のオープンオムレツ、生ハム、チーズ盛り合わせなどの前菜がありました。メイン料理には、北海道産の夢の大地ポークのロースト、鴨のロースト、北海道産和牛イチボのステーキなど、こだわりの肉料理が提供されていました。また、珍しいタイのライスサラダ「カオヤム」もメニューにあり、バタフライピーで色付けされた青いジャスミンライスとハーブや野菜を混ぜて食べるヘルシーな一品として注目されていました。コース料理は、気軽に楽しめるショートコース(4,180円)や、旬の食材を取り入れたおまかせフルコース(6,600円、8,800円)があり、誕生日や記念日など特別な日の利用にも適していました。ディナーの平均予算は4,000円から5,000円程度でした。ドリンクは、自然派ワインに力を入れており、料理とのペアリングを楽しむことができました。ワイン以外にも、ビール、カクテル、ソフトドリンク、自家製レモネードなども提供されていました。
CITY BOYでは、いくつかの特別なサービスも提供されていました。テイクアウトが可能で、自宅やオフィスでもCITY BOYの味を楽しむことができました。店内では無料Wi-Fiを利用することができ、便利でした。また、犬同伴も可能で、ランチタイムに限りペットと一緒に食事を楽しむことができました(事前の予約が推奨されていました)。お店には看板犬のトイプードルがいることもあり、訪れる人々に癒しを与えていました。誕生日や記念日でのコース利用時には、デザートにお祝いのメッセージを添えるサービスも行われており、サプライズの演出も可能でした。
CITY BOYは、札幌の中心部で気軽に立ち寄れるカジュアルな雰囲気ながらも、新鮮でこだわりの野菜をたっぷり使ったヘルシーで美味しいフレンチやビストロ料理、そして自然派ワインを楽しめるお店として、多くの人々に愛されていました。ランチ、カフェ、ディナーと様々なシーンで利用できる汎用性の高さも魅力の一つでした。