札幌市中央区の南1条西4丁目、NKC1-4ビル3Fに位置していた「吟遊酒家(ぎんゆうしゅか)」は、旬の味覚を大切にした創作和食と厳選された日本酒を楽しめる居酒屋でした。札幌市電山鼻線「西4丁目駅」からは徒歩約1分、札幌市営地下鉄東西線「大通駅」からも徒歩数分圏内と、公共交通機関でのアクセスが便利な立地でした。大通公園や丸井今井といったランドマークからも近く、賑わいのあるエリアにありました。
お店のコンセプトは、落ち着いた雰囲気の中でゆったりと酒と肴を堪能してもらうことにありました。大手チェーンの居酒屋とは異なり、一人ひとりのお客様がくつろげるような空間作りが重視されていたようです。店主は調理だけでなく、経営や接客の経験も豊富で、ショットバーや寿司店での修業経験もあり、その多様な経験が料理やお酒の提供スタイルに活かされていました。特に、ドリンクに使用する氷は製氷機のものではなく、板氷を砕いて丸氷にするこだわりが見られました。
料理は旬の素材を活かした創作和食が中心で、特に酒肴に力が入れられていました。新鮮な魚介は冷凍を使用せず、炭焼き料理も経験豊富な板前が担当していました。過去の情報では、自家製締めさばや真狩産ハーブ豚を使った料理などが提供されており、それぞれ700円から900円程度の価格帯でした。全体的なディナーの平均予算は4,000円から5,000円台と紹介されています。ドリンクメニューは豊富で、日本酒、焼酎、梅酒といった和酒を中心に100種類以上を取り揃えていました。六勺や一合といった決まった量だけでなく、お客様の好みに合わせた量での提供や、少量で飲み比べができる3種類のテイスティングも可能でした。
店内は席数26席または28席のこぢんまりとした空間で、カウンター席と掘りごたつ式の個室が用意されていました。座席はゆったりとスペースが確保されており、落ち着いて食事やお酒を楽しめるように配慮されていました。個室は2名用、4名用、6名用、そして7名以上のグループにも対応可能な部屋があり、様々なシーンで利用できたようです。宴会などにも適した最大24名まで収容可能な個室もありました。ガラス張りながら和を基調とした内装で、居心地の良い雰囲気が特徴でした。
特別なサービスとしては、利用人数に応じた多様なタイプの個室が完備されていた点が挙げられます。プライベートな空間で食事を楽しみたい場合や、接待、会食、宴会など、目的に合わせて利用できる部屋が用意されていました。また、100種類を超える豊富な和酒のラインナップに加え、少量からの提供や飲み比べセットがあるなど、日本酒などをじっくり味わいたい方には嬉しいサービスがありました。店内は全面喫煙可能でした。支払方法としてはPayPayも利用可能でした。