ジョイパックチキン 芦野本店は、北海道釧路市において長年にわたり地域住民に愛されてきたフライドチキン専門店です。地元では「ジョイチキ」の愛称で親しまれており、釧路のソウルフードとして挙げられることも多い存在です。一時期、店舗の事情により惜しまれつつ閉店しましたが、多くの釧路市民の復活を望む声に応え、2019年に芦野5丁目の地で営業を再開しました。そして、さらに多くの人が利用しやすいよう、2024年11月1日には釧路の食の台所として知られる和商市場内に移転オープンし、現在は「ジョイパックチキン 釧路和商市場本店」として賑わいを見せています。
現在の店舗は、JR釧路駅から徒歩およそ4分から5分という大変便利な立地にあります。駅からのアクセスが良いだけでなく、和商市場という活気あふれる商業施設内に位置しているため、市場でのお買い物のついでや、観光の立ち寄り先としても最適です。また、近隣には駐車場も用意されているため、車での来店も可能です。
ジョイパックチキンの最大の特徴であり、一番の人気を誇るのが「カレーチキン」です。このカレーチキンは、創業以来変わらない秘伝のスパイスブレンドを使用して揚げられています。油っこさが控えめで、鶏肉のジューシーさとカレーの香りが絶妙に組み合わさった、優しいながらも深いコクのある味わいが特徴です。この独特の風味は一度食べると忘れられないと評判で、老若男女問わず多くのファンを魅了し続けています。かつては地元のアイスホッケーチームの選手たちにも人気で、その美味しさが業界紙で紹介されたこともあると言われています。カレーチキンは1ピースから手軽に購入できるため、小腹が空いた時のおやつや、食べ歩きにもぴったりです。
カレーチキン以外にも、ジョイパックチキンには見逃せないメニューがあります。創業当初からの定番メニューである「若鶏半身揚げ」は、鶏の半身を豪快に揚げたボリューム満点の一品です。また、シンプルながらも鶏肉本来の旨味を味わえる「塩チキン(5ピース入り)」も人気があります。これらの数量限定メニューは、その希少性から午前中の早い時間に売り切れてしまうこともあるため、確実に購入したい場合は電話での事前確認や早めの来店がおすすめです。
サイドメニューも充実しており、特にフライドポテトは、太切り、細切り、ワッフルの3種類の形状から選べるのが特徴です。さらに、ポテトにかけるスパイスは、店舗オリジナルの塩コショウに加えて、チリ&レモンやチーズ&ペッパーといったフレーバーも選ぶことができ、自分好みの味で楽しむことができます。カレーチキンと同じ油で揚げられているため、チキンの旨味を感じられるという隠れた魅力もあります。近年では、人気のカレーチキンをアレンジした丼メニューも提供されており、ヤンニョムカレーチキン丼、和風カレーチキン丼、チーズカレーチキン丼など、様々なスタイルでカレーチキンを堪能できるようになりました。その他、チキンと一緒に楽しめるドリンクも各種用意されており、全て150円(税込)というお手頃な価格設定も嬉しいポイントです。
和商市場内の店舗には、その場で揚げたてのチキンを楽しめるイートインスペースが設けられています。市場内の他の飲食店と共用のスペースを利用する場合もあります。落ち着いた個室や、ゆったりと寛げるソファ席の用意はありません。また、店舗全体の貸切利用も受け付けていません。
支払い方法に関しては、現金の他にPayPayでの決済が可能です。さらに、ホットペッパーグルメなどのグルメサイトでは、複数のチキンやポテトがセットになったお得なパックメニューのクーポンが提供されていることがあります。これらのクーポンを利用することで、家族や友人とも一緒にジョイパックチキンの味をお得に楽しむことができます。もちろん、揚げたてのチキンを持ち帰り、自宅でゆっくりと味わうことも可能です。予約をしておくと、スムーズに商品を受け取ることができます。
ジョイパックチキンは、単に美味しいフライドチキンを提供するだけでなく、釧路の食文化を支え、多くの人々の思い出の中に生き続ける存在です。一度の閉店と復活、そして新たな地である和商市場への移転を経て、これからも釧路のソウルフードとして、地域に根ざした味を提供し続けていくことでしょう。釧路を訪れた際には、ぜひジョイパックチキンに立ち寄って、その歴史と味を体験してみてください。