札幌市南区澄川、地下鉄南北線澄川駅東出口から徒歩約1分のノースヒルズ澄川2階にかつて位置していた「かきと旬菜 雅叙園」は、店名にもある通り牡蠣と旬の食材、そして小樽地鶏にこだわった居酒屋でした。2022年3月12日にオープンし、昔ながらのアットホームで温かい雰囲気の中、様々な料理が提供されていました。
特に自慢としていた牡蠣料理は、生、焼き、蒸しといったシンプルな調理法から、フライ、バター焼き、アヒージョ、カルパッチョ、天ぷら、梅肉和え、牡蠣酢、牡蠣グラタンなど多岐にわたり、好みに合わせて楽しめるメニュー構成でした。また、店主の地元である小樽の地鶏を使用した料理も看板メニューの一つで、中でも地鶏刺身4種盛りは、モモ、ムネ、ささみに加え、珍しい砂肝の刺身も味わえる逸品として提供されていました。他にも、モモ串焼きやムネ串焼き、もつ煮、地鶏唐揚げ、冬期限定の地鶏なべといった地鶏料理が並んでいました。
居酒屋として定番の刺身はおまかせの盛り合わせがあり、一品料理には地鶏玉子だし巻、塩スープ仕立てのだし巻、牛すじ味噌煮込み、そばサラダ、自家製漬物各種、天麩羅盛り合わせなどがありました。食事の〆には寿司(7貫、5貫、3貫)や、お茶漬け、地鶏にぎり、塩そば、鍋の〆などが用意されていました。デザートには雅ぜりぃ、雅あいす、雅ぷてぃんぐといった自家製のものもありました。ドリンクメニューには日本酒や焼酎などが取り揃えられており、特に日本酒にこだわっていたとされています。
店内は落ち着いた空間で、席数は20席と比較的小規模でした。個室はなく、貸切も不可でした。カウンター席と座敷があり、席間は広めに取られていたようです。全席禁煙で、無料Wi-Fiも利用可能でした。
夜の予算は4,000円から4,999円が目安とされていましたが、実際の利用者の口コミ集計では2,000円から2,999円という傾向も見られました。お通し代として300円がかかりました。テイクアウトにも対応していました。
澄川駅から近い立地で、気軽に立ち寄れる雰囲気のお店として営業していましたが、残念ながらかきと旬菜 雅叙園は2024年12月31日をもって閉店いたしました。通常営業は12月25日に終了し、年末の31日にはおせちの提供のみを行っていたとのことです。約2年9ヶ月の営業に幕を下ろしました。