阪急夙川駅からほど近い場所に位置する「おでんと魚菜の店 暖だん」は、おでんと旬の魚料理、そして地酒を楽しめる居酒屋です。駅から北東方面へ徒歩約3分、羽衣夙川サンライズビルの1階または2階にあります。落ち着いた和の空間で、ゆったりと食事の時間を過ごせます。店内にはカウンター席とテーブル席があり、カウンター席では店主との会話も楽しめるアットホームな雰囲気です。テーブル席は広く、少人数から10名程度のグループまで利用できるスペースも備えています。宴会や友人との集まり、一人での利用にも適しています。
お店のコンセプトは「おとなの囲食処(つどいば)」であり、気取らず笑顔が集まる場所を目指しています。店主は元大手情報出版社の編集長という異色の経歴を持ち、全国の美味しいお店を巡った経験から、こだわりの食材を使ったメニューを提供しています。山陰地方の方言で「ありがとう」を意味する「だんだん」を店名に冠し、訪れる人々への感謝の気持ちを表しています。
看板メニューのおでんは、昆布と5種類の削り節から丁寧に引いた出汁でじっくり煮込まれており、常時20種類以上が用意されています。定番の大根や卵、牛すじに加え、きくらげを練り込んだ鶏つくねやロールキャベツといったオリジナルのおでん種、さらには季節ごとの旬の食材を使ったおでんも楽しめます。例えば、夏野菜おでんや大根の香住カニあんかけなどがあります。おでんは単品だけでなく、6種盛り合わせの「暖だん盛り」もおすすめです。
魚菜のメニューも豊富で、毎日市場で店主自らが目利きして仕入れた新鮮な魚を使った刺身などが味わえます。特に「サワラのたたき」は、ニンニクチップとポン酢でいただくスタイルで人気の一品です。その他、天ぷら盛り合わせや骨せんべいといった揚げ物も美味しいと評判です。〆には、おでん出汁をかけて味わう茶飯や、出汁のうま味を活かしたカレーライスやうどんなどがあります。ランチタイムには手軽でボリュームのある定食や弁当も提供しており、「おあげさんコロッケ弁当」や「若鶏のもも焼き弁当」、「おでん出汁でつくった牛すじカレーライス」などがあります。価格帯については、ランチは1000円程度、ディナーは3000円から4000円程度で利用できることが多いようです。
ドリンクメニューも充実しており、店主おすすめの地酒は常時15種類ほどが揃えられています。冷酒はワイングラスで提供されるなど、こだわりが見られます。日本酒のラインナップは時期によって変わるため、訪れるたびに新しい味に出会える楽しみがあります。焼酎の種類も豊富です。
特別なサービスとして、月に一度「唄声酒場」が開催されたり、不定期でジャズライブなどの音楽イベントが行われたりしています。これは女将が日本音楽療法学会認定音楽療法士であることから実現しており、「音楽」と「食事・お酒」を通じて笑顔を増やすことを目指しています。お子様連れも歓迎しており、子供用の食器も用意されています。