JR垂水駅、山陽垂水駅の西口改札を出てすぐのプリコ垂水西館にかつて営業していた「らーめん古潭 JR垂水店」。駅直結という非常に便利な立地で、多くの人が行き交うプリコ垂水の中に位置していました。
「古潭」は昭和43年に大阪で創業したラーメン店で、関西を中心に店舗を展開し、ラーメンの老舗として知られています。店名の「古潭(コタン)」はアイヌ語で「多くの人が集まるところ」を意味し、人が集まる憩いの場となるように、との思いが込められていました。素材と作り方にこだわり、お客様が幸せを感じるサービスと空間を提供し続けることを経営理念としていました。最上質のコラーゲンが入った特製の白濁スープと、もっちりとしたコシのある太麺が特徴で、多くの人々に愛される味を提供していました。最近の濃厚で尖った味ではなく、「懐かしい味」と評されるような、素朴ながら深みがあり、毎日でも食べ飽きない優しい味が多くの人から支持されていました。
かつて提供されていたメニューとしては、一番人気のしょうゆ味の「古潭らーめん」や、豚骨、鶏ガラベースの醤油味で、野菜をじっくり煮込んだまろやかなスープが特徴のラーメンがあったようです。チャーハンや餃子も提供しており、ラーメンとチャーハン、餃子などがセットになった定食メニューも人気でした。特にチャーハンは玉子、ネギ、焼き豚が入ったシンプルなもので、しっかりとした味付けが特徴でした。
座席に関する詳細な情報は少ないですが、複数の席が設けられており、食事時には満席になることもあったようです。子連れでの利用に関する記述は見られませんでした。特別なサービスに関する情報も確認できませんでした。
「らーめん古潭 JR垂水店」は、惜しまれつつも2024年2月15日をもって閉店しました。神戸市内で唯一の「古潭」の店舗だったため、閉店を残念に思う声が多く見られました。かつてこの場所で親しまれた「古潭」の味は、現在大阪など他の地域の店舗で楽しむことができます。