兵庫県芦屋市松ノ内町に位置していた「City Lights」は、JR芦屋駅から徒歩およそ3分から4分というアクセスしやすい立地にあったバル・レストランです。駅北口から西へ進み、駅前通り沿いに位置する「アルパ芦屋」の建物内に店舗を構えていました。
このお店は、燻製とスパイスを効果的に使った料理を特色としており、個性的ながらも多くの人々に受け入れられるメニューを提供していました。店内はオシャレで落ち着いた雰囲気が漂い、大きな窓からは外の光が差し込む開放的な空間だったようです。バー&レストランという業態からも、食事だけでなくお酒も楽しめるお店として営業していたことがうかがえます。
提供されていた料理の中でも、やはり燻製やスパイスを活かしたメニューがお店の看板でした。ランチタイムには特に力を入れており、名物として知られるカレーをはじめ、ヘルシーローストビーフボウル、そして麻婆豆腐丼といった食欲をそそるラインナップが提供されていました。名物のカレーは、ただ単にスパイスが効いているだけでなく、燻製ベーコンや燻製ソーセージ、チーズなどといった多様なトッピングを選んで追加できるスタイルで、お客様一人ひとりの好みに合わせたカスタマイズが可能でした。
また、このCity Lightsの店頭では、一時期、ベビーカステラ専門店「芦屋べびか」が併設されていました(2021年頃の情報)。こちらで提供されていたベビーカステラは、使用する素材にこだわりがあり、北海道産の一等小麦粉、淡路島産の牛乳、そして大分県産のブランド卵である「龍のたまご」を使用して作られていました。シンプルな「ぷれーん」に加え、お店オリジナルの焼印が押された可愛らしい「芦屋べびたん」といった種類があり、焼きたては表面がカリッとしつつ、中身はもちもちとした食感、そして冷めてもふわふわとした食感が保たれるように工夫が凝らされていました。15個入りが500円(税込、2021年時点)で販売されており、駅利用者や地域の人々がおやつや手土産として気軽に購入できる商品として親しまれていました。
ドリンクメニューも充実しており、お酒好きには嬉しいサービスとして、特定の期間にはハウスワインの飲み放題が提供されていました。価格は1200円でしたが、フードメニューを一人につき一品以上注文するという条件がありました。樽から自分で注ぐことができるセルフスタイルで提供されるハウスワインは、スッキリとした口当たりが特徴で、燻製やスパイスを使った料理の味わいを一層引き立てたようです。この飲み放題を目当てに来店するお客様もいたと伝えられています。その他、単品のフードメニューとしては、大根のクリームソースのおでんや、お店自慢のローストビーフなども提供されていました。
店内の座席に関する詳細な情報については限られていますが、カウンター席とテーブル席があり、最大で20名程度のお客様を収容できたとする情報も見受けられます。オシャレで落ち着いた空間で、特徴的な燻製・スパイス料理とお酒を楽しめるお店として営業していましたが、残念ながらCity Lightsは2023年8月1日より一時休業に入り、その後2023年10月をもって営業を終了しています。かつてJR芦屋駅近くで親しまれた一軒でした。