兵庫県姫路市、播磨陶芸村の一角にある町家小路 東館1階に位置する「うなぎ亭 一座 姫路本店」。JR姫新線 余部駅からは歩いておよそ14分ほどの距離ですが、山陽自動車道 姫路西インターチェンジからも近く、車でのアクセスが便利な立地です。店舗の前面に加えて道路向かいにも大型駐車場が完備されており、合計で約30台が駐車可能です。県道724号線(因幡街道)沿いにあり、車での来店がしやすい環境が整っています。
店舗は古民家をリノベーションした風情ある建物で、暖簾をくぐると日常から離れた小旅行気分を味わえる和の空間が広がります。店内は木の温もりを感じさせる落ち着いた内装で、カウンター席、テーブル席、掘りごたつ式のお座敷席が用意されており、総席数は35席です。カウンター席では、職人がうなぎを一枚一枚丁寧に焼き上げる様子を間近で見ることができ、香ばしい香りとともに食事を楽しむことができます。テーブル席には4名用の個室が2室あり、プライベートな空間でゆっくりと過ごせます。また、掘りごたつのお座敷席は4名用が2室と6名用が2室設けられており、足を伸ばしてくつろぐことができます。掘りごたつのお座敷は、法事や慶事などの家族のお集まりや、お昼の宴会にも適しており、最大20名までの団体利用も可能とのことです。
「うなぎ亭 一座」では、厳選されたうなぎを備長炭を使用し、独自の技法で焼き上げています。和食料理人たちの手によって生み出されたオリジナルのたれは、うなぎの美味しさを一層引き立てるこだわりの味です。お店のコンセプトの一つには、茶道の精神である「一座建立」が掲げられています。これは、たった一服のお茶のために、亭主と客が心を一つにして最高の空間を作り出すという考え方で、お客様一人ひとりにとって忘れられない一期一会の時間を提供したいという店舗の想いが込められています。着物を着たスタッフによるおもてなしなど、細部にまで配慮が行き届いている点が利用客から好評を得ています。
メニューの中心はうな重御膳で、「並御膳」「上御膳」「特上御膳」が用意されており、価格はそれぞれ4,370円、5,690円、7,630円(いずれも税込)です。うな重の単品では特上が6,630円(税込)で提供されています。うなぎ料理として、うなぎ蒲焼(2,200円)、うなぎ白蒸し(2,200円)、うなぎ焼霜(1,650円)、うまき(1,690円)、うざく(910円)、肝焼き(680円)、肝唐揚げ(680円)など、うなぎを使った一品料理も豊富に揃っています(価格は全て税込)。季節の天ぷら(1,780円税込)や、食後のデザートにはわらび餅(220円税込)も楽しめます。特に、一座のひつまぶし御膳は、まずうなぎ本来の味を楽しみ、次にユズ七味とろろ、ミョウガ、大葉、有馬山椒といった薬味を好みで加えて味の変化を楽しみ、最後はうなぎと野菜を使ったかき揚げ、そして鯛のうま味が溶け込んだ潮汁をかけてお茶漬けのように味わうという、一杯で三度異なる美味しさを堪能できる工夫が凝らされた人気のメニューです。
うな重やわらび餅などのテイクアウトも利用可能です。事前に電話で連絡しておくことで、スムーズに商品を受け取ることができます。店内は全席禁煙となっており、喫煙される方のために店外に喫煙スペースが設けられています。ネット予約にも対応しているため、事前に予約をして訪れることで、特に混雑時でも待ち時間を気にせずに席に着くことができます。姫路で職人が焼き上げる本格的なうなぎ料理を、落ち着いた和の空間でじっくりと味わいたい時に、ぜひ検討したい一軒と言えるでしょう。