兵庫県西宮市の苦楽園エリアに佇む「リストランテ タロー」は、美食家たちの舌を唸らせてきた名出張料理人であり、現役の看護師でもある武田太郎氏がオーナーシェフを務める完全予約制のイタリアンレストランです。阪急苦楽園口駅からは徒歩約12分から14分、阪急夙川駅や甲陽園駅からも徒歩圏内に位置し、バス停からも比較的近いアクセスです。周辺には駐車場はありませんが、近隣の駐車場を利用することができます。
「医食同源」をコンセプトに掲げるリストランテタローでは、「おいしく食べて健康になれる料理」として、美食と健康の両立を目指しています。料理に使用される食材は、オーナーシェフ自らが全国各地の生産者を直接訪ねて厳選したものばかりです。食材の本質と魅力を最大限に引き出すことにこだわり、生産者の想いを乗せて一皿の物語として表現されています。特に和牛へのこだわりは深く、仕入れから熟成、調理法、味付けに至るまで徹底的に管理された丹波田中畜産の神戸ビーフのみを使用しており、その真骨頂とも言える肉料理は多くの食通を魅了しています。牛肉以外にも、イタリア産の高級生ハムであるプロシュートや、和牛肉の赤ワイン煮、トラフグの白子とイカスミのスパゲティボッタルガートなどがおすすめメニューとして挙げられています。
提供されるのはコース料理のみで、ランチ、ディナー共に利用可能です。コースには「Taroコース(おまかせコース)」と神戸ビーフをふんだんに使用した「神戸ビーフコース」があり、料金は税・サービス料込でTaroコースが18,000円、神戸ビーフコースが36,000円となっています。予算目安としては、ランチ、ディナーともに15,000円から29,999円程度となることが多いようです。ドリンクメニューには、ワイン、ビール、日本酒、ウイスキー、ソフトドリンクなどが揃っており、ワインにこだわりがある点も特徴です。また、酒粕研究会の一環として酒粕プリンを提供した実績や、ふるさと納税の返礼品として神戸牛の肉おせちを提供するなど、食の可能性を広げる取り組みも行われています。アレルギーを持つお客様への対応も可能とのことです。
店内は内外装共にブラックを基調とした高級感あふれる西洋モダンなデザイナーズ空間で、シックで落ち着いた雰囲気が漂います。ゆったりとしたテーブル席が配され、間接照明がムーディーな空間を演出しています。席数は8席または16席という情報があり、現在はコロナ対策で席数を減らしている可能性もあります。個室の用意はありませんが、貸切での利用が可能で、着席の場合20名から30名まで対応できます。お子様連れの入店も可能で、離乳食の持ち込みも認められています。全席禁煙となっています。
完全予約制であること以外にも、お祝いでの利用が可能なことや、医療機関向けの講演や食事付き勉強会の希望にも応じていることなどが、リストランテタローならではのサービスとして挙げられます。また、嚥下食の研究開発にも力を入れており、食のバリアフリーにも貢献しています。公式ECサイトでは、一部商品の購入もできるようになっています。支払いは各種クレジットカードやPayPayも利用できます。ドレスコードは特にありません。不定休のため、来店前には営業日を確認することが推奨されます。