兵庫県三田市大原に佇む「がんこ 三田の里」は、大原城跡の曲輪や土塁が残る歴史ある地に位置する和食料理店です。築100年の旧家を改装した趣のある建物で、四季折々に表情を変える美しい庭園を眺めながら食事ができるのが最大の特徴です。春には梅や新緑、夏には蛍、秋には紅葉、冬には雪景色と、一年を通して日本の自然美を感じながらゆったりとした時間を過ごすことができます。庭園は食事をしなくても見学が可能とのことです。
アクセスはJR福知山線新三田駅から車で約5分、または徒歩で約15分です。JR三田駅からは神戸電鉄三田線に乗り換え、三田本町駅で下車後徒歩となりますが、距離は約48分と少し離れています。駐車場は専用の無料駐車場が35台分、または40台分完備されており、車でのアクセスが便利です。大人数での利用の場合、送迎バスも利用できる場合があるため、事前に店舗に問い合わせるのが良いでしょう。
店内は落ち着いた空間で、総席数は180席あります。座席はテーブル席と座敷があり、特に個室が充実しています。2名から最大80名まで利用可能な大小様々な個室が12部屋用意されており、家族での食事や友人との集まり、お祝い事、同窓会、趣味の集まりなど、幅広いシーンで利用できます。カウンター席も設けられており、一人でも気軽に訪れることができます。全席禁煙ですが、喫煙専用室が完備されています。
料理は、全国から厳選された旬の素材を使用した本格的な懐石料理や寿司、海鮮料理、鍋料理などを手頃な価格で味わうことができます。がんこ名物とされている「造り盛り」では、250kg級の本マグロやアワビをはじめとする旬の魚介類が豊富に揃えられています。一品料理も充実しており、「モンドセレクション金賞受賞」の自家製手作りおぼろ豆腐や天ぷら、鉄板焼きなどが楽しめます。ランチメニューには、いろいろな料理を少しずつ楽しめる「やわらぎ弁当」や季節の特別御膳などがあり、価格帯は2000円台から用意されています。懐石コースは6500円程度から、本格的な懐石料理が楽しめる「にしき」コースは10500円(税込)から提供されており、予算や好みに合わせて選ぶことができます。コースには季節の前菜、造り、季節小鉢、小鍋、揚げ物、食事などが含まれるものが多く、飲み放題を追加することも可能です。価格は季節やコース内容によって変動する場合があります。
特別なサービスとしては、平日限定で季節の特別御膳を予約するとデザートがプレゼントされるクーポンがあるようです。また、宴会利用の場合は別途サービス料が10%かかる場合があります。
がんこグループでは、「魚」と長年向き合い培ったノウハウを活かし、お造りだけでなく焼き物や揚げ物にも合う自家製のおさかなポン酢を開発しています。また、和食だけでなくデザートも充実しており、パティシエが考案したスイーツや、てまり寿司なども含まれた「アフタヌーンティー」といった珍しいメニューも提供されています。
全体的に、歴史的建造物と美しい庭園を活かした風情ある空間で、旬の食材を使った本格的な和食を比較的リーズナブルに楽しめるのが「がんこ 三田の里」の魅力と言えるでしょう。様々な人数に対応できる個室が充実しているため、幅広い用途で利用できる使い勝手の良い店舗です。