大阪府大阪市淀川区、阪急十三駅西口から徒歩およそ3分から4分の場所に位置する「ソフト串かつ 富かつ」。昭和28年頃に十三駅近辺で屋台として創業し、昭和33年頃に現在の場所で開店した老舗の串かつ専門店です。新聞やテレビなど、メディアにも取り上げられたことのあるこの店は、その名の通り「ソフト串かつ®」という独自の串かつを提供しています。「ソフト串かつ®」は当店の登録商標にもなっています。
このソフト串かつの特徴は、衣が薄く、きめ細かいパン粉を使用している点です。カリッとしながらも軽い食感で、素材本来の味わいをしっかりと楽しむことができると言われています。いくら食べても胃もたれしにくいように工夫されており、翌日も大丈夫という声もあるほどです。
メニューの中心はもちろん串かつで、単品はもちろん、お得なコースも用意されています。「海のコース」は小海老、いわし、紋甲いか、はも、たこ、きす、しそ巻き、帆立貝柱、牡蠣など魚介類が9本含まれ、価格は税込1,595円です。一方、「陸のコース」は牛肉(国産もも肉)、うずら、レンコン、玉ねぎ、青唐、砂肝、椎茸、しそ巻き、じゃがいもなど、肉と野菜が9本で税込1,320円となっています。コース内容は仕入れ状況によって変更されることがあり、苦手なネタがあれば別の串ネタに変更してもらうことも可能です。単品メニューも豊富で、レンコン、玉ねぎ、青唐、椎茸、じゃがいも、オクラ、なすび、長芋、チーズ、おもちなどが税込154円から、牛肉(国産もも肉)、砂肝、いわし、きす、さごし、うずらたまご、小海老、たこ、紋甲イカ、しそ巻きなどが税込165円、まぐろ、はもなどが税込187円、アスパラ、帆立貝柱、ねぎま、牡蠣、いわしの梅しそ巻などが税込297円、カニ爪が480円、大海老が600円など、幅広い種類の串かつが提供されています。不定期で上記以外の串ネタが登場することもあります。
串かつ以外にも一品メニューも用意されており、たこ酢、たこ酢みそ、玉子とろろ、トマトサラダ、もずく、冷奴、オクラ納豆、もろキューなどがあり、税込220円から提供されています。玉子だし巻は当店オリジナルのふわふわとした食感で、冷奴の上にはオクラのみじん切りが乗せられており、さっぱりとしてお酒にも合う一品です。飲み物としては、常時およそ8種類の地酒が用意されており、日本酒にこだわりを持つ方にもおすすめです。
店内はカウンター席のみのこぢんまりとした空間で、席数は11席です。貸切も可能で、およそ8名から12名で利用できるとのことです。落ち着いた雰囲気で、お一人様でも気軽に過ごしやすいという口コミも見られます。また、PayPayでの支払いに対応しているという情報もあります。店舗の向かいにはコインパーキングがあり、事前に連絡すれば空車状況を確認してもらえる場合があるようです。入り口の扉は少し開けにくいという声もありますが、気軽に扉を開けて入ってみてほしいとのことです。
家族経営で営まれており、ほのぼのとしたアットホームな雰囲気が魅力の一つです。三代目となる息子さんが唎酒師の資格を持っており、ソフト串かつに合う日本酒を提案してもらうことができます。創業70余年の歴史を持つこの店は、地元十三で長く愛されており、隠れ家のような一軒家レストランの雰囲気も持ち合わせています。
営業時間はおよそ17:00から22:00までで、ラストオーダーは22:00です。定休日は不定休となっています。混雑時はおよそ2時間程度の利用をお願いされる場合があるようです。