大阪府大阪市北区天神橋1丁目に位置する「L’angolo(ランゴロ)」は、JR東西線大阪天満宮駅3出口および大阪メトロ堺筋線・谷町線南森町駅4-B出口からいずれも徒歩約5分という、駅からのアクセスが良い場所にあります。日本一長い商店街として知られる天神橋筋商店街からもほど近く、賑やかながらも少し落ち着いたエリアに佇む隠れ家のようなイタリアンバルです。
この店の名前「ランゴロ」はイタリア語で「街角」を意味し、店主のおばあ様がかつて同じ場所で「かどや食堂」を営んでいたことに由来しています。「街角にある、皆さまに長く愛される店でありたい」という温かい思いが込められて名付けられました。ヨーロッパ各地で料理の腕を磨いた夫婦が営んでおり、夫はフランス、妻はイタリアでの修業経験があります。そのため、提供される料理はイタリアとフランス、両国の家庭料理をベースにした素朴で温かい味わいが特徴です。
店内は、店主自らの手でDIYされたという温かみのある空間です。カウンター席とテーブル席があり、総席数は10席とこぢんまりとしています。このアットホームな空間は、一人で静かに過ごしたい時や、親しい友人、大切な人との特別な時間を過ごしたい時に最適です。肩肘張らずリラックスして食事を楽しめる雰囲気は、訪れる人々を優しく迎え入れてくれます。
ランゴロのメニューは、旬の食材や関西近郊の有機野菜、市場から仕入れた新鮮な魚介類をふんだんに使用しています。素材の持ち味を大切にした、体に優しい料理が揃います。フランスで学んだスープドポワソンや、イタリアのトスカーナ地方にインスパイアされたレバーペーストなど、夫婦それぞれの思い出の味を再現した一品は、多くの常連客に愛されています。また、手打ちパスタはランゴロの看板メニューの一つです。パッパルデッレやトルテッリなど、一つ一つ丁寧に手作りされたパスタは、もちもちとした食感とソースの絡み具合が絶妙です。
ディナータイムは、その日の仕入れによって内容が変わるお任せコースが中心となります。魚介料理から肉料理まで、バラエティ豊かな約7品から8品で構成され、ランゴロの世界観を存分に楽しむことができます。コースにはデザートは含まれていませんが、食後には別途デザートを注文して締めくくることも可能です。特別な記念日や誕生日には、事前にお願いすればメッセージ付きのデザートプレートを用意してもらえるサービスもあります。ランチタイムにはアラカルトでの注文も可能で、気軽にランゴロの味を楽しむことができます。
料理と共に楽しみたいドリンクは、自然派ワインが充実しています。料理との相性を考慮して厳選されたワインがグラスでも数種類用意されているため、様々なペアリングを試す楽しみがあります。ワイン以外にも、クラフトビールや、芦屋の紅茶専門店「uf-fu」の水出し紅茶など、ノンアルコールドリンクの選択肢も豊富です。お酒を飲まない方やドライバーの方でも、料理に合わせたノンアルコールのペアリングコースで特別な時間を過ごすことができます。
ランゴロは不定休で営業しており、月・金・土・日曜日は18時から23時まで、火・水・木曜日は13時から16時までのランチタイムと18時から23時までのディナータイムに営業しています。予約は電話で受け付けています。支払いはクレジットカードやPayPayなどのQRコード決済も利用可能で、キャッシュレス決済に対応しています。店内は全席禁煙となっており、子供連れでの利用もできますが、乳児や未就学児の場合は事前に店舗への確認が必要です。小学生以上のお子様はディナーコースの注文が必須となります。専用駐車場はないため、電車などの公共交通機関での来店が便利です。天神橋の街角で、温かい家庭料理とナチュラルワインを味わいながら、心安らぐひとときを過ごせるランゴロは、多くの食通に愛される隠れ家的な存在です。