大阪府大阪市北区芝田、大阪新阪急ホテルの地下1階にございました「竹葉亭 新阪急ホテル店」は、誠に勝手ながら2023年9月20日をもちまして営業を終了いたしました。長年にわたり多くのお客様にご愛顧いただきましたことに心より感謝申し上げます。
かつて同店は、江戸末期に東京で創業した老舗うなぎ料理店「竹葉亭」の暖簾分けとして、その伝統の味を受け継ぐ店舗として知られておりました。阪急線大阪梅田駅、JR大阪駅といった主要駅からアクセスしやすい大阪新阪急ホテル内に位置し、落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと食事を楽しめる空間でした。
提供されていた主なメニューは、うなぎ料理でした。中でも、江戸前風の調理法でふっくらと蒸し上げられ、秘伝のタレを何度も付けながら丁寧に焼き上げられるうな重は、多くの人々に親しまれていた一品です。うな重は鰻の量によっていくつかの種類があったようです。その他にも、蒲焼や白焼といったうなぎの定番料理や、う巻き、うざくなどの一品料理、うなぎ以外の天ぷらや会席料理も提供されていた時期がありました。ランチタイムには、比較的手頃な価格でうなぎ料理を味わえるメニューも用意されていたようです。
店内は和の趣があり、テーブル席を中心に、お一人でも利用しやすいカウンター席も完備されていました。また、会食や接待、家族での利用に適した個室も設けられており、様々なシーンに合わせて利用できる柔軟性も備えていました。
特別なサービスとしては、店内で味わうだけでなく、うな重などを自宅で楽しめるテイクアウトやデリバリーに対応していた時期もあったようです。
竹葉亭新阪急ホテル店は営業を終了しましたが、大阪には竹葉亭の味を受け継ぐ別の店舗もございます。