京阪本線古川橋駅から南へ徒歩約3分から5分というアクセス便利な場所に「バーガー&バルpincho!」は営業していました。門真市幸福町、京阪古川橋駅近くの商店街に位置し、地域住民や駅利用者にとって立ち寄りやすい立地でした。温かみのある手作り感と、写真映えもすると評判だったアメリカンな内装が特徴の店内は、カウンター席が中心のアットホームな空間で、一人でも気軽に利用できる雰囲気がありました。少人数向けのテーブル席も完備されており、合計9席のこぢんまりとした空間ながら、居心地の良さが魅力でした。かつては全席で喫煙が可能でしたが、法改正後の詳しい状況については確認が必要でした。個室はありませんでしたが、事前予約により貸切での利用も可能で、立食形式であれば最大10名程度まで対応できたようです。
このお店の代名詞とも言えるのが、ユニークなミニサイズのハンバーガー、「スライダーバーガー」でした。その直径は約5cmと小ぶりながら、国産牛100%使用のこだわりのパティは肉々しくジューシーで、本格的なハンバーガーの味わいを凝縮していました。プレーン、照り焼き、チェダーチーズ、フィッシュ、手仕込みトンカツ、BLT、エビカツなど、種類も豊富で、様々な味を楽しめるのが魅力でした。当初はスライダーバーガーがメインでしたが、お客様からの「もっと大きいサイズで食べたい」という声に応え、食べ応えのあるレギュラーサイズのハンバーガーもメニューに加わりました。こちらも国産牛100%パティを使用し、ボリューム満点の一品でした。特におすすめとして紹介されることの多かったチーズバーガーは、濃厚なチーズとジューシーなパティの組み合わせが絶妙でした。提供する野菜の一部に植物工場で栽培されたものを使用するなど、素材へのこだわりも見られました。
「バーガー&バル」の名の通り、昼は美味しいハンバーガー店として、夜はバルとして様々な料理とお酒を提供するスタイルでした。ハンバーガーに合うポテトフライやオニオンリングなどのサイドメニューはもちろん、ナスとベーコン巻き、アンチョビ&オリーブ、くんせい玉子とサラミのポテトサラダといったおつまみメニューも充実していました。また、モツージョや桜えびと子エビのアヒージョなど、バケット付きのアヒージョはバルタイムの人気メニューでした。ランチタイムには、その日によって内容が変わる日替わりランチも提供されており、毎日来ても飽きさせない工夫がされていました。ドリンクメニューも豊富で、カクテル類に加え、シロップからこだわって作られたオリジナルのソーダドリンク、特に巨峰ソーダは見た目も鮮やかで人気がありました。
価格はランチが1000円以内のメニューが多く、気軽にランチを楽しめる設定でした。ディナータイムは様々なおつまみやバーガー、ドリンクを組み合わせて2000円から3000円程度の予算で楽しめるという声が多く聞かれました。テイクアウトにも力を入れており、自宅や外出先でもお店の味を楽しむことができました。特にスライダーバーガーのテイクアウトは、可愛らしい専用のカップに入れて提供されるため、見た目も楽しめると好評でした。支払方法は幅広く対応しており、主要なクレジットカード各種に加え、PayPayやd払いなどのQRコード決済、電子マネーも利用可能で、現金を持ち合わせていない場合でも安心して利用できる利便性がありました。チャージ料はかかりませんでした。
地域に愛されるお店として営業していましたが、門真市の進めるまちづくり計画に伴う立ち退きのため、惜しまれつつも2024年12月13日をもって閉店しました。閉店に先立ち、ハンバーガーの提供を終了し、お弁当などのメニューを一時的に提供していた時期があったようです。移転や再開については、今後の状況を見ながら検討していくとしていたため、再びどこかで「バーガー&バルpincho!」の味を楽しめる日が来ることを願う声も聞かれました。古川橋駅周辺で、ユニークなスライダーバーガーや本格的なレギュラーバーガー、そしてお酒と共に楽しめるバルメニューを求めていた人々にとって、記憶に残るお店でした。