大阪市北区西天満に位置する「ビストロ・ザ・虎月堂(BISTRO ZA KOGETSUDO)」は、北新地エリアからもほど近い場所に佇む隠れ家のようなビストロです。最寄駅からは、大阪駅から徒歩約7分、JR東西線北新地駅からも徒歩約5分、大江橋駅からは徒歩約6分と、複数の駅からアクセスしやすい立地にあるため、仕事帰りの一杯や大切な人との食事、友人との集まりなど様々なシーンで利用しやすいお店と言えるでしょう。特に大阪駅から徒歩圏内というのは大きな利点であり、様々な方面からのアクセスに便利です。
店内は落ち着いたおしゃれな空間が広がっており、肩肘張らずにリラックスして過ごせる雰囲気が魅力です。ワインボトルがディスプレイされた内装は洗練されており、デートや記念日といった特別な日の利用にも適しています。一人でも気軽に立ち寄れるカウンター席も用意されているため、美味しい料理とワインをゆっくりと楽しみたい一人客にもおすすめです。テーブル席はもちろんのこと、プライベートな空間で食事を楽しめる半個室も完備されており、2名から8名まで利用可能です。ソファー席やオープンテラス席もあるため、好みやシーンに合わせて選べる席のバリエーションもこの店の特徴と言えるでしょう。総席数は28席で、カウンター席が9席、4名がけのテーブル席が3卓で合計12席、半個室が6~8名となっています。最大予約可能人数は着席時で30人、立食時で40人まで対応できるため、貸切での利用も相談可能です。
「ビストロ・ザ・虎月堂」の料理は、和食やイタリアンでの経験を持つシェフが手掛ける、スパイスにこだわったビストロスタイルが特徴です。中でも、南アフリカの伝統料理である「ケープマレー料理」をビストロスタイルで楽しめるのが最大のコンセプトの一つです。南アフリカは多様な食文化が融合しており、海鮮から肉類までバラエティ豊かな食材が使われます。フレンチにスパイスを加えたケープマレー料理は、当店の料理のベースとなっています。スパイスを効かせつつも、刺激は控えめに、ワインとの相性を考えたやわらかな味わいに仕上げられています。
メニューには、ケープマレー料理の代表格である「ボボティ」や、幻の珍味として知られる「ワニタンのステーキ」といった珍しい一品も並びます。その他にも、ピリ辛の豆と野菜のレリッシュ「チャカラカ」、無水調理でムール貝を楽しむ「ムール貝のタジン蒸し」、京都の奥丹波で獲れた鹿肉を使った「鹿肉のブルボース」や「鹿ロースのブラーイ」など、こだわりの肉料理も提供されています。また、「タパス盛り合わせ」は、フリッタータやキノコマリネ、アンチョビポテトなど、数種類のタパスをおまかせで楽しめる人気のメニューです。単品でも600円から用意されています。パスタメニューもあり、「パンチェッタと茸のペペロンチーノ」や「海鮮のペスカトーレ」といったビストロらしい一品も楽しめます。おおよその価格帯は、ディナーの平均予算が4000円程度とされており、多彩なメニューを気軽に楽しめる価格設定と言えるでしょう。
ドリンクメニューの中でも特筆すべきは、豊富なワインのラインナップです。世界で最も美しいワイン産地とも称される南アフリカ産のワインを中心に、スパイスの効いた料理とのマリアージュを堪能できます。コストパフォーマンスの良いワインが揃えられているのも魅力の一つです。ワイン以外にも、日本酒、焼酎、カクテルなど幅広い種類のドリンクが用意されています。ソムリエもいるため、料理に合う最適なワインを選ぶ手助けをしてもらうことも可能です。
特別なサービスとしては、誕生日や記念日のお祝いに対応しており、バースデープレートの用意が可能です。また、英語を含む複数言語対応のメニューが用意されているため、海外からの利用者も安心して利用できます。テイクアウトも利用できるため、自宅で店の味を楽しむことも可能です。チャージ料およびサービス料として一人あたり合計600円がかかります。全席禁煙ですが、店外に灰皿が設置されています。駐車場はありません。
なお、この店舗は2019年8月26日にオープンしており、最新の情報では2024年7月20日(土)までの営業となり、秋以降に北新地へ移転する予定があるとのことです。移転に関する詳細は店舗に直接確認することをおすすめします。現在の西天満での営業は2024年7月20日までとなるため、この場所での雰囲気を楽しみたい場合は早めの訪問が良いでしょう。