大阪市都島区東野田町、京橋駅近くの新京橋商店街に位置する「スタンド比嘉くん。」は、富士ビルの1階奥にひっそりと佇む隠れ家のような居酒屋です。JR大阪環状線、京阪線、大阪メトロ長堀鶴見緑地線が乗り入れる京橋駅から徒歩およそ3分から5分圏内というアクセスしやすい場所にありながら、商店街の雑居ビルという立地が隠れ家感を演出しています。
店内はL字型のカウンター席が中心で、約8席が設けられています。席には折りたたみ椅子があり、座って楽しむこともできますが、夜の時間帯には椅子をたたんで立ち飲みスタイルになることもあり、その日の雰囲気や好みに合わせて利用できる柔軟性を持っています。一人でも気軽に立ち寄りやすい雰囲気も魅力の一つで、女性客も利用しやすいという声もあります。
ランチタイムは11時45分から14時30分まで(木曜定休)、ディナータイムは16時30分から24時30分まで(日曜・祝日は22時30分まで)営業しており、木曜日が定休日となっています。ランチの予算はおよそ1000円から、ディナーはおよそ3000円が目安です。
提供される料理は和食から多国籍料理まで幅広く、バラエティ豊かなメニューが揃っています。ランチタイムには特にコストパフォーマンスの高い定食メニューが人気を集めています。数量限定の「お造り定食」(980円)は一日に5食限定で提供される看板メニューです。この定食には、魚屋から直接仕入れたというこだわりのマグロ、サーモン、エビ、ホタテなど6種類から7種類のお造りに加え、出汁巻き玉子、小鉢、味噌汁、ご飯、そして驚くことに生卵食べ放題が付いています。ご飯はプラス100円で漫画盛りにすることも可能で、ボリュームを求める方にも応えています。「比嘉くん定食」(780円)は出汁巻き、唐揚げ、小鉢にご飯、味噌汁、生卵食べ放題が付いた内容で、「スーパー比嘉くん定食」(1,100円)は唐揚げとお造り盛合わせがセットになった限定10食のメニューとして提供されています。追加で注文できる唐揚げは200円で4個とこちらもお得感があります。だし巻き玉子は出汁がしっかりと効いた優しい味わいが特徴です。
ディナータイムには、気軽に楽しめる「せんべろ」セットが用意されており、ドリンク3杯と小鉢1品で1,100円という価格で提供されています。その他、金肉マン(肉すき焼き生卵付)や麻婆豆腐といった一品料理も楽しめます。決済方法としてPayPayが利用可能です。
「スタンド比嘉くん。」は、同じ京橋にあるボリューム満点のトーストで知られる「BACK STREET COFFEE」の姉妹店であり、そのDNAを受け継ぐかのような、質の高い料理をお得に提供することに力を入れているようです。京橋での普段使いの店として、仕事帰りの一杯やしっかりとした食事まで、様々なシーンで利用できる魅力を持ったお店と言えるでしょう。特にランチタイムの生卵食べ放題や、限定ながら非常に豪華なお造り定食は、多くの食通を惹きつけています。昔ながらの商店街に溶け込みつつも、独自の魅力を放つ「スタンド比嘉くん。」は、知る人ぞ知る京橋の隠れた名店です。