あべのハルカス近鉄本店タワー館12階、あべのハルカスダイニングに位置する「らーめん古潭 あべのハルカス店」は、昭和43年(1968年)に大阪阿倍野の地下街で創業して以来、半世紀以上の歴史を持つ老舗ラーメン店です。店名である「古潭」は、アイヌ語で「人が寄り合う場所」を意味する言葉に由来しており、その名の通り、お一人様からご家族連れ、友人同士まで、誰もが気軽に立ち寄り、くつろいだ雰囲気の中で食事を楽しめる空間を提供しています。営業時間は午前11時から午後10時まで(ラストオーダーは午後9時30分)で、あべのハルカスダイニングに準じた不定休日があります。
この店の最大のこだわりは、創業当時から変わらぬ秘伝の味を守り続ける特製スープにあります。豚骨と鶏ガラをベースに、たっぷりの野菜をじっくり煮込むことで生まれる白濁スープは、多くのコラーゲンを含み、まろやかで深みがありながらも毎日食べても飽きのこない、どこか懐かしさを感じる味わいが特徴です。この唯一無二のスープに合わせるのは、熟練の職人が練り上げた、スープとの絡みが良い中太ストレート麺。しっかりとした歯ごたえがあり、スープの旨味をしっかりと引き立てます。長年にわたり大阪で愛され続ける、まさに定番の味と言えるでしょう。
メニューは、お店の看板である「古潭らーめん」を中心に、醤油、味噌、塩の3つの味が用意されています。味噌や塩は、醤油ベースにそれぞれ若干の追加料金で変更可能です。また、香ばしく焼き上げられた餃子や、ラーメンとの相性抜群のチャーハンといった一品料理も人気です。あべのハルカス店ならではの特徴として、他の店舗に比べて点心や定食、セットメニューが充実している点が挙げられます。様々な組み合わせで楽しめる定食やセットは、しっかりと食事をしたい方にもおすすめです。特に「古潭おもてなしセット」は、古潭らーめんに加え、3種類の点心、小海老の天ぷら、唐揚げ、デザートまで付いたこの店舗限定の贅沢なセットで、様々な味を一度に楽しみたい方におすすめです。単品の古潭らーめんは700円台から、セットメニューは1000円前後から用意されており、ランチやディナーなど、シーンに合わせて利用しやすい価格帯となっています。
店内にはカウンター席とテーブル席が合わせて31席から33席ほど設けられています。個室や座敷、掘りごたつ式の席はありませんが、落ち着いた雰囲気の中でゆったりと食事ができるため、幅広い層のお客さんに利用されています。にぎやかな雰囲気でありながらも、お一人様でも気軽に立ち寄れる雰囲気があり、ファミリーでの利用にも適しています。小さなお子様連れの方のために子供用の椅子も用意されており、家族みんなで安心して食事を楽しめる配慮がされています。全席終日禁煙となっています。
あべのハルカス近鉄本店の中に位置しているため、近鉄大阪阿部野橋駅やJR・地下鉄天王寺駅からもアクセスしやすく、駅直結または徒歩1分圏内という便利な立地も魅力の一つです。近鉄百貨店内にあるため、お買い物の途中や仕事帰りはもちろん、ハルカス美術館や展望台を訪れた際の食事にも最適です。駐車場は近鉄パーキング、近鉄南駐車場を利用でき、平日には購入金額に応じた割引サービスが適用されます。また、テイクアウトやお土産用の商品の販売も行っており、お店の味を自宅で楽しむことも可能です。さらには、出前館を利用したデリバリーサービスも実施しており、幅広いニーズに対応しています。支払い方法についても、現金だけでなく主要なクレジットカード各種、交通系ICカードなどの電子マネー、PayPayやd払いなどのQRコード決済に対応しており、多様な支払いニーズに応えています。大阪の地で長年愛されてきた古潭の味を、あべのハルカスの洗練された空間で、様々なシーンで堪能してみてはいかがでしょうか。