JR東西線北新地駅から徒歩約1分、大阪市北区曽根崎新地のミヤプラザビル6Fにひっそりと佇む「台湾老舗 小籠包専門店」は、駅チカでありながら隠れ家のような雰囲気を醸し出す、本格的な台湾料理と小籠包の専門店です。エレベーターで6階に上がると広がる空間は、赤い提灯が温かく灯り、色鮮やかな刺繍が施された椅子が並べられるなど、異国情緒あふれる台湾の雰囲気に包まれています。ビル高層階ならではの窓からの眺めも素晴らしく、都会の景色を楽しみながらゆったりとした時間を過ごすことができます。台湾出身のご夫婦が営んでおり、訪れる人々を温かいおもてなしで迎えてくれる、アットホームな魅力も持ち合わせています。
この店の看板メニューは何と言っても名物の小籠包です。一つ一つ丁寧に作られる小籠包は、一般的なものよりも大きめのサイズが特徴で、熱々のまま口に運ぶと、薄い皮の中から驚くほどたっぷりの肉汁がじゅわっと溢れ出します。定番の豚肉の小籠包の他、カニ肉やトマトといった珍しい味わいの小籠包も提供されており、食べ比べるのも楽しみの一つです。小籠包以外にも、本格的な台湾の味覚を堪能できる多彩な点心や一品料理が揃っています。海老のぷりぷりとした食感がたまらない海老蒸し餃子や、肉の旨味が凝縮された焼売、香ばしく揚げられた海老チーズ春巻など、様々な点心を楽しむことができます。食事メニューとしては、あっさりとした塩味のラーメンや、奥深い辛味とコクが特徴の四川担々麺、酸味と辛味が絶妙なバランスの酸辣湯麺、そして独特の風味を持つ牛骨ラーメンといった麺類も人気です。さらに、台湾風の黒酢豚や海老のマンゴーソース、土鍋で熱々に提供される麻婆豆腐など、ご飯が進む一品料理も充実しており、様々な料理を組み合わせて味わうことができます。
ランチタイムには、自慢の小籠包に点心や料理、ご飯またはお粥が付いたお得なセットメニューが用意されており、1000円以下の手頃な価格で満足度の高い食事ができます。ディナータイムには、豊富なアラカルトメニューを中心に、様々な台湾料理を心ゆくまで楽しむことができ、予算は一人あたり3000円から4000円程度が目安となります。
店内にはカウンター席とテーブル席があり、総席数は19席です。広々とした空間ではありませんが、親しみやすい雰囲気の中で落ち着いて食事をすることができます。残念ながら個室はありませんが、事前に相談すれば貸切での利用も可能な場合があるようです。窓際の席からは、北新地の夜景を眺めながらロマンチックなディナーを楽しむこともできます。
営業時間は平日、土曜日、祝日が11:00から翌2:00までと、深夜まで営業しているのが特徴です。北新地で遅い時間まで過ごす際にも立ち寄りやすく、飲んだ後の〆に温かい小籠包や麺類を求めて訪れる人もいるようです。定休日は日曜日となっています。支払い方法については、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済は利用できず、現金のみでの支払いとなるため、来店前に準備が必要です。北新地エリアで、本格的で美味しい小籠包や多様な台湾料理を味わいたい時には、「台湾老舗 小籠包専門店」は選択肢の一つとして考えてみる価値があるでしょう。温かい雰囲気と美味しい料理で、心地よい時間を過ごせるはずです。