京阪電車交野線宮之阪駅から歩いてすぐ、わずか48メートルの場所にある「氷喫茶みつ屋」は、隠れ家のような雰囲気を持つかき氷専門店です。以前は1階で営業していましたが、現在は同じ建物の2階にある「カレー喫茶エルディオス」のスペースを利用して営業しています。主に5月から9月頃にかけての季節限定でオープンしており、夏場には特においしいかき氷を求める人々で賑わいます。
こちらのお店の一番の特徴は、スパイスカレー店が手掛ける本格的で独創的なかき氷が味わえる点です。使用する氷は、地元枚方で長年愛される「枚方凍氷」のもの。この上質な氷を丁寧に削り、趣向を凝らした自家製シロップやソース、クリームなどを組み合わせることで、ここでしか出会えないような個性豊かな創作かき氷が生まれます。定番の抹茶やほうじ茶を使ったものから、旬のフルーツを贅沢に使用したもの、さらにはチーズやスパイスを取り入れた意外性のある組み合わせまで、訪れるたびに新しい発見があるでしょう。過去には、チャイ氷や桃レモンミルク氷、洋梨ブルーチーズ氷、苺ピスタチオクリームチーズ氷、ハロウィン時期にはカボチャ林檎チョコフランボワーズなど、バラエティ豊かなメニューが登場しています。時期によって提供されるメニューは異なるため、どんなかき氷に出会えるかも楽しみの一つです。かき氷の価格帯は概ね1,000円から1,999円の範囲で提供されているようです。
かき氷だけでなく、お茶のメニューも用意されています。以前の営業時には、かき氷とセットでお茶がお得になるサービスもあり、冷たいかき氷で涼んだ後に温かいお茶で一息つくといった楽しみ方もできました。高級煎茶「玉の露」のような本格的なお茶が提供されており、お茶請けが付いてくることもあったようです。
店内は全席禁煙で、落ち着いた空間が広がっています。席数は全部で12席あり、カウンター席が2席、テーブル席が6席、そして座敷が4席用意されています。座敷席があるため、小さなお子さん連れのファミリーでも安心して利用しやすいでしょう。実際に、子供連れやベビーカーでの入店も可能とのことです。また、店内には電源が利用できる席もあるため、立ち寄った際に少し作業をしたい場合などにも便利です。以前は冬の期間にこたつ席が用意されていたこともあり、肌寒い季節にあえて温かい空間で冷たいかき氷を楽しむというユニークな体験もできたようです。
予約も可能なので、特に週末や多くの人が訪れる時期には事前に予約をしておくとスムーズに入店できるでしょう。支払いは現金以外にPayPayやd払い、au PAYといったQRコード決済が利用できますが、クレジットカードや電子マネーは利用できないため注意が必要です。専用の駐車場はないため、公共交通機関を利用するか、近隣のコインパーキングなどを利用することになります。
このように、氷喫茶みつ屋は宮之阪駅からすぐという便利な立地ながら、スパイスカレー店ならではの独創的な発想から生まれるこだわりの詰まったかき氷を、落ち着いた空間でゆったりと楽しめるお店です。季節ごとに変わるメニューや、以前のような冬の限定営業など、訪れる時期によって異なる魅力を発見できるかもしれません。枚方エリアで個性的なかき氷を体験したい際には、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。