大阪府豊中市庄内西町2丁目20-30に位置していた「らーめん雑魚」は、阪急庄内駅西口から徒歩およそ3分とアクセスしやすい場所にありました。庄内西口商店街、通称「ちろりん村」の中にあり、近隣には有料駐車場も存在し、駐車券の提示で100円の返金サービスが行われていたほか、駅近くには90分無料の駐輪場もありました。
「らーめん雑魚」は、煮干しラーメンを専門とするお店として知られていました。その特徴は、カタクチイワシ、平子、うるめなど、数種類の煮干しに昆布と鰹を合わせた魚介100%のスープでした。このスープは90度の温度でじっくりと炊き出すことで、煮干しの旨味をしっかりと引き出しつつも、エグミのないすっきりとしたクリアな味わいに仕上げられていたとのことです。魚介系のラーメンは庄内地域では珍しい存在であり、魚介スープを好む人々から注目を集めていました。
かつて提供されていたメニューとしては、お店の一番人気であったという「煮干しらーめん」が800円(税込)、煮干しをさらに強くした「激煮干しらーめん」が850円(税込)でした。他にも、塩ラーメンや味噌ラーメンがそれぞれ850円(税込)、旨辛油そばが750円(税込)で提供されていました。期間限定と思われるメニューとして冷やし中華や冷やしつけ蕎麦(各900円税込)もあったようです。煮干しラーメンにはハーフサイズ(500円税込)も用意されていました。
ラーメン以外には、お得なセットメニューとして、ご飯と唐揚げが付いたセットが昼は150円、夜は200円で提供されていました。また、チャーシュー丼が150円でした。サイドメニューには、ご飯(100円)、キムチ(100円)、唐揚げ1個(100円)、チャーキム丼(280円)などがありました。様々なトッピングも用意されており、めんま(100円)、チャーシュー(200円)、味玉(100円)などがあり、全てを楽しめる全部盛りは300円でした。麺を増量する麺増しは100円でした。飲み物としてはビール(キリン、アサヒ)も提供されていました。支払いは前金制で、PayPayなどのQRコード決済にも対応していたとのことです。
店内の席はカウンター席とテーブル席があり、広々とした空間であったとされています。情報によると、カウンター3席と2人掛けテーブルが2席あったようです。特別なサービスとして、前述の駐車場代の一部返金の他、学生証を提示した学生には好きなラーメンを600円で提供する学割サービスも行われていました。
しかしながら、複数の情報源によると、「らーめん雑魚」は2023年10月2日をもって閉店したとされています。そのため、現在は店舗を訪れることはできませんが、庄内駅近くで特徴的な煮干しラーメンを提供していたお店として記憶されています。