大阪市西成区に暖簾を掲げる「まぜそばPECOLI 本店」は、大阪メトロ御堂筋線および堺筋線の動物園前駅から徒歩およそ4分の、アクセスしやすい場所に位置するまぜそば専門店です。このお店は、昼間はこだわりのまぜそばを提供し、夜はバーとしても営業するというユニークなスタイルで、時間帯ごとに異なる顔を見せてくれます。宗右衛門町にある「お酒基地 PECOLI」が手掛ける新たな業態として、2023年4月28日にオープンしました。
店内へ足を踏み入れると、カジュアルでありながらもモダンな雰囲気が心地よい空間が広がります。奥行きのある造りになっており、中心には存在感のあるL字型のカウンター席が配されています。木目を基調とした内装は洗練された印象を与え、清潔感あふれるナチュラルなインテリアは、女性のお客様一人でも気兼ねなく立ち寄れるような温かい雰囲気を醸し出しています。席数は全部で12席または13席で、すべてカウンター席のみとなっています。プライベートな空間となる個室や、ゆったりとくつろげるソファ席、座敷、掘りごたつ式の席はありませんが、カウンター越しに活気のある厨房の様子を眺めながら、出来立てのまぜそばをいただくことができます。全席で喫煙が可能となっています。
「まぜそばPECOLI 本店」の看板メニューは、店主が考案した完全オリジナルの「PECOLIそば」です。一般的な台湾まぜそばとは一線を画す、独自の味わいが特徴となっています。麺には、風味豊かで食物繊維も豊富な全粒粉を配合した「麺屋 棣鄂」特製の中細ストレート麺が使用されています。この特製麺はあつもりの状態で提供され、油分と醤油ベースの特製タレとしっかりと絡み合います。タレにはほのかなニンニクの風味が感じられ、食欲をそそります。トッピングされる具材も多岐にわたります。国産豚バラ肉を使用した自家製チャーシューをはじめ、彩り鮮やかな九条ネギ、香ばしいナッツとフライドオニオン、風味豊かな刻み海苔、そしてユニークな存在感を放つナルトが盛り付けられています。さらに、京丹後産のブランド卵「金鵄の赤彩卵」を使用した温泉玉子が中央に添えられており、全体を混ぜ合わせることでまろやかな味わいが加わります。仕上げには糸唐辛子が添えられ、別皿で提供されるスダチを絞ると、爽やかな風味が加わり味の変化を楽しむことができます。これらの具材を豪快に混ぜ合わせていただくことで、それぞれの食感と風味が一体となり、複雑で奥深い美味しさを堪能できます。
PECOLIそばのメニューは、小盛(780円)、並盛(880円)、大盛(980円)の3サイズから選ぶことができます。また、「TKS(たまごかけそば)」が650円で提供されている他、チャーシュー(300円)などの追加トッピングで自分好みにカスタマイズすることも可能です。麺を食べ終わった後の楽しみとして、「追い飯」(100円)や「追いダシ」も用意されています。また、卓上にはラー油、お酢、ゴマ、黒胡椒、一味といった豊富な味変アイテムが常備されており、好みに合わせて自由に味を調整できるのも嬉しいポイントです。
まぜそば以外のメニューとして、一品料理やドリンクも提供されています。拳からあげ、チャーシューキムチ盛り、フライドポテト、キムチなどがあり、夜のバータイムにはお酒と共に楽しむこともできます。ドリンクメニューには、ビンビール、缶チューハイ、角ハイボール、焼酎各種といったアルコール類に加え、ノンアルコールビールや黒ウーロン茶、オレンジジュース、コーラなどのソフトドリンクも揃っています。
「まぜそばPECOLI 本店」には、訪れる人を楽しませる特別なサービスも存在します。ある特定の「合言葉」をスタッフに伝えることで、追い飯や追いダシが無料になるというお得なサービスがあるようです。この合言葉の詳細は、お店の公式Instagramなどで公開されている場合や、直接店舗で尋ねることで知ることができるとのことです。また、公式Instagramのフォローでも何か特典がある可能性も示唆されています。
定休日は設けておらず、11時から24時まで(一部情報では23時30分まで)と比較的遅い時間まで営業しているため、ランチタイムはもちろんのこと、仕事帰りのディナーや、飲んだ後の〆の一杯としても立ち寄りやすいお店です。店舗に駐車場はありませんが、近隣に有料パーキングがあるため、車での来店も可能です。大阪のディープな魅力が溢れる西成エリアで、ここでしか味わえないこだわりのオリジナルまぜそばを、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。女性一人でも入りやすい、アットホームな雰囲気があなたをお迎えします。