大阪市中央区東心斎橋に位置する「炭火焼寝床 心斎橋本店」は、関西では珍しい炭火で焼き上げるうなぎ料理を堪能できる専門店です。地下鉄御堂筋線なんば駅から徒歩約8分、心斎橋筋商店街を南へ進み三ツ寺筋を東に入って約5分の場所にあり、また近鉄日本橋駅からも徒歩約5分から6分程度でアクセス可能です。都会の喧騒から少し離れた落ち着いたエリアにあり、和モダンな空間でゆったりと食事を楽しむことができます。店内は全20席と比較的小規模で、個室やソファ席、座敷、掘りごたつ、カウンター席、テラス席の用意はありません。
「炭火焼寝床」では、「焼き鳥感覚で、お酒を飲みながら鰻の串焼きを楽しむ」というコンセプトのもと、鰻本来の美味しさを最大限に引き出す調理法「地焼き」にこだわっています。土佐備長炭を使用し、じっくりと焼き上げることで、皮はパリッと香ばしく、身はふっくらとした食感に仕上がります。この地焼きの鰻に、創業以来つぎ足しで使用されている秘伝の特製たれが絶妙に絡み、香ばしさを一層引き立てています。
メニューの中心は、厳選された国産鰻(主に三重県桑名市産や愛知県産)を使用したうなぎ料理です。看板メニューの一つである「寝床自慢のうな重」は、まるごと一匹の鰻を贅沢に使用しており、重箱からあふれそうなほどのボリュームと、炭火でじっくり焼き上げられた香ばしさ、そして秘伝のたれが絡み合うことで、多くのうなぎ好きを魅了しています。ランチタイムには、特選のうな重やひつまぶしが提供されており、特に特選うな重は通常より大ぶりの肉厚な鰻を使用しており、よりジューシーな味わいが楽しめるとのことです。ひつまぶしには山芋が付いており、多様な味の変化を楽しむことができます。
また、「炭火焼寝床」の大きな特徴の一つが豊富な「うなぎ串」です。はらみやつら(鰻の顔下部分で希少価値が高い)など、様々な部位を串焼きで提供しており、鰻を居酒屋感覚で気軽に楽しめるスタイルが常連客からも好評を得ています。鰻のそぼろを巻いた出汁巻き卵や、鰻の燻製といった創作料理も提供されており、鰻の新たな魅力を発見できると人気です。冬期限定で鰻とふぐのしゃぶしゃぶ「金鍋」を提供していた時期もありました。ドリンクメニューも充実しており、うなぎ料理との相性を考え、全国から選りすぐりの地酒や焼酎、ワインなどが揃えられています。
料金については、ランチはおおよそ3,000円から5,000円程度、ディナーは6,000円から8,000円程度が目安とされています。席のみの予約の場合、お通し代として550円(税込)がかかります。支払い方法としては、各種クレジットカード(VISA、Master、Amex、DINERS、JCB)や電子マネー(iD)、QRコード決済(d払い、au PAY、PayPay、LINE Pay)が利用可能です。
特別なサービスとしては、LINE公式アカウントを友達追加するとクーポンが得られるサービスを実施しています。また、心斎橋本店では個室はありませんが、系列店の炭焼鰻寝床 福島店には個室の用意があります。テイクアウトや通信販売も行っており、「寝床」の味を自宅でも楽しむことができます。記念日や誕生日での利用も可能なようです。全席禁煙となっており、近隣にコインパーキングがあります。
メディアでの紹介実績もあり、「マツコの知らない世界」で取り上げられたことで、さらにその名を知られるようになりました。滋養強壮に良いとされる鰻やスッポンといった食材も扱っており、美味しいだけでなく、体調維持にも配慮したメニューを提供していることが伺えます。