大阪府池田市城南に位置していた「五月食堂」は、阪急宝塚線の池田駅から歩いておよそ4分の場所にありました。池田郵便局のすぐ近く、ビルの1階という立地で、地域に根差した定食屋として営業していました。
このお店の特長の一つは、地元の新鮮な野菜を積極的に使用していたことです。池田をはじめ、伊丹や川西、能勢といった近隣地域で採れた旬の野菜が料理に使われ、その日の献立に使用されている野菜の産地を店内のボードで案内するなど、素材へのこだわりが感じられました。化学調味料をできるだけ使わずに作られる手料理は、素材本来の味を生かした、身体に優しく素朴で温かい味わいが魅力でした。まるで家庭で食べるような安心感があり、訪れる多くの人々から好評を得ていました。提供される料理はボリュームも満点で、コストパフォーマンスの良さも兼ね備えていました。
メニューの中心は定食で、肉料理や魚料理の定食、カレーなどがありました。特に人気だったのは、新鮮な地元野菜を好きなだけ選べるサラダバーです。彩り豊かな野菜をたっぷり摂れるこのサービスは、健康志向の方にも喜ばれていました。また、ジューシーな唐揚げが取り放題というサービスもあり、多くのお客様に楽しまれていました。定食には、具材たっぷりの風味豊かなお味噌汁や、季節ごとに内容が変わる彩り豊かな小鉢料理が添えられ、食卓を豊かにしていました。ランチの価格帯はおおよそ1,000円台で利用できることが多く、ディナーの予算は2,000円から3,000円未満が目安とされていました。
店内の席数は全部で23席でした。お一人様でも気軽に立ち寄れるカウンター席が6席、複数人での食事に適した4人掛けのテーブル席が2席、2人掛けのテーブル席が8席配置されていました。プライベートな空間となる個室はありませんでしたが、落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと食事を楽しむことができました。店内は全席禁煙となっており、お子様連れのお客様も安心して利用できる環境が整っていました。また、車椅子での入店も可能でした。お店専用の駐車場はありませんでしたが、周辺には複数のコインパーキングがありましたので、車でのアクセスも可能な立地でした。支払いの際には、PayPayでの決済にも対応していました。
2022年6月にオープンして以来、地元の新鮮な食材を使った心温まる手料理を提供する食堂として、地域の人々に親しまれていました。