大阪市西成区潮路に位置する「しないち食堂」は、大阪メトロ四つ橋線岸里駅から徒歩わずか約2〜3分という好アクセスな場所にあります。大阪メトロ堺筋線天下茶屋駅や南海汐見橋線西天下茶屋駅からも徒歩圏内で、多様なルートで訪れることができます。2022年7月にオープンしたこのお店は、昔ながらの懐かしい味わいを大切にした食堂兼洋食店として親しまれています。
店内はこぢんまりとしていながらも清潔感があり、厨房を囲むコの字型のカウンター席が中心に配され、さらにテーブル席も備わっています。アットホームで落ち着いた雰囲気の中で、食事を楽しむことができます。総席数は22席で、少人数からグループまで対応可能です。また、店内には個室も用意されており、プライベートな空間での利用もできます。
「しないち食堂」の最大の特色は、名物として多くの人に愛されている「黄そば」です。この黄そばは、かつて大国町にあった名店の味を再現したとされており、甘めの鰹出汁が独特の中華麺と絶妙に絡み合います。シンプルながらも奥深い味わいは、一度食べると忘れられないと評判です。
黄そばに加え、揚げ物を中心とした洋食セットメニューもお店の看板メニューです。特に人気を集めているのが、とんかつ、エビフライ、メンチカツ、唐揚げといった人気メニューを一度に味わえるボリューム満点の「Sランチ」です。揚げ物は衣がサクサクで、串かつ店で修行経験を持つ店主の技が光ります。メンチカツは箸を入れると肉汁があふれるジューシーさ、唐揚げはもも肉一枚を使った贅沢な一品です。セットにはご飯や付け合わせが付き、満足感のある内容となっています。黄そばをセットに加えることもでき、両方の名物を一度に楽しむ人も多く見られます。
メニューには他にも、とんかつとエビフライがメインのBランチや、とんかつ、エビフライ、メンチカツなどがセットになったAランチなどがあり、様々な組み合わせで揚げ物の美味しさを堪能できます。卓上には特製のソースが置かれており、揚げ物にかけて食べるとさらに食欲をそそると好評です。黄そばに好きな揚げ物をトッピングしたり、黄そばの出汁を使った出汁茶漬けといったアレンジメニューも提供されています。ランチの予算は1000円台前半から半ばで、手頃な価格でお腹いっぱいになれる点も魅力です。
サービス面では、テイクアウトに対応しており、自宅やオフィスでもお店の味を楽しむことができます。ご飯の大盛りは無料サービスとなっており、たくさん食べたい人も安心です。支払いは現金のほか、PayPayや一部クレジットカード(Amex)が利用可能です。非接触型決済や店内消毒液の設置など、衛生対策も行われています。
温和な店主と息子さんが二人三脚で切り盛りされており、気さくで丁寧な接客も来店客から好評を得ています。忙しい時間帯でも親切に対応し、時には店外まで出て見送りをするなど、お客さんへの配慮が行き届いています。昔ながらの味と温かい人柄が合わさった「しないち食堂」は、地元の人々はもちろん、遠方から訪れる人にも心地よい食事の時間を提供しています。