大阪府守口市日吉町に位置する「酒やのまえだ・立呑み倶楽部」は、地下鉄谷町線守口駅から徒歩約1分、京阪本線守口市駅からも徒歩約4分から5分というアクセス至便な場所にある立ち飲み居酒屋です。もともと酒販店として創業し、その歴史を引き継ぎながら立ち飲みスペースを併設するスタイルで営業しています。駅前の賑わいから少し離れた、比較的落ち着いた環境に店舗を構えています。
この店の最大の特徴の一つは、酒屋としての知識やネットワークを活かした日本酒や生ビールの品揃えと、鮮度にこだわった魚料理を中心とした豊富なメニューです。日本酒は店主自らが蔵元を訪ねて厳選したものが多く、日替わりで提供される銘柄も豊富にあります。グラスでの提供が基本で、価格帯は400円から650円程度と手頃に様々な日本酒を楽しめます。また、生ビールには特にこだわりがあり、「パーフェクトエビス」を提供している点も特筆されます。徹底した洗浄と品質管理によって提供される生ビールは、多くの来店客から高い評価を得ています。クラフトビールが繋がっている場合もあり、破格の値段で提供されることもあるようです。
料理については、大阪市中央卸売市場や伊勢志摩の卸問屋、さらには島根県の漁師から直接仕入れたり、共にブランドを立ち上げたりするなど、魚介類の鮮度には強いこだわりを持っています。「魚といえば酒やのまえだ」と言われることを目指しており、天然桜鯛のお造りやヒラスズキのお造り、隠岐の島産天然クエの熟成刺身など、本格的な魚料理を立ち飲みスタイルで気軽に味わうことができます。魚料理以外にも、朝引き地鶏を使ったお造りや鶏生ハムのサラダ、宇和島鯛めしといったメニューも提供されることがあり、その日の仕入れによって様々な料理が楽しめます。ただし、料理は店主と母親が担当しており、素人のため大したことはない、と謙遜する記述も見られますが、新鮮な素材を活かした料理は口コミでも好評を得ています。価格帯はディナーで2,000円から3,000円程度が目安となるようです。
座席は立ち飲みのみで、席数は15席から16席程度となります。混雑時には相席となることもあります。季節の良い時期には店舗の前に立ち飲み用の席が設けられることもあるようです。個室やカウンター席以外の座席はありません。全席禁煙ですが、店前に灰皿が設置されています。
特別なサービスとしては、予約が可能な点、貸切利用が可能な点が挙げられます。立食時であれば15人から20人程度の貸切に対応できる場合があります。また、お祝いやサプライズの相談が可能であること、ソムリエがいること、テイクアウトに対応していることもサービスの特徴です。お子様連れでの入店も可能ですが、他のお客様に迷惑をかけないよう配慮が必要で、遊んだり騒いだりすることはできません。床の材質の関係でピンヒールや土のついた靴での入店は控える必要があります。お通しや席料としてのチャージ料が150円かかるという情報も見られます。PayPayでの決済に対応しています。
酒販店としての顔も持つため、店内で飲んで気に入った日本酒などを購入することも可能です。昔ながらの酒屋の雰囲気を残しつつも、店内は清潔感があり、落ち着いた隠れ家のような雰囲気も持ち合わせています。