大阪市中央区瓦町に位置する「鍋や どら鴨」は、大阪で古くから愛される伝統のブランド鴨、「河内鴨」を使った料理を専門に提供するお店です。地下鉄堺筋線・中央線の堺筋本町駅からは徒歩2分から6分程度、大阪メトロ御堂筋線・中央線・四つ橋線の本町駅からは徒歩5分から7分程度、さらに京阪本線や大阪メトロ堺筋線の北浜駅からも徒歩圏内と、主要駅からのアクセスが良好な便利な立地にあります。
「鍋や どら鴨」では、鴨への深いこだわりを持ち、明治時代から続く伝統を引き継ぐ「河内鴨」を使用しています。特に、毎日朝びきされた新鮮な鴨を仕入れることにこだわっており、鴨本来の豊かな旨みと風味を最大限に活かした料理を提供しています。時の天下人である豊臣秀吉も飼育を推奨したとされる河内鴨は、今も当時と同じ平飼いで無農薬飼料によってじっくりと育てられており、その質へのこだわりがお店の料理の根幹となっています。
メニューの中心となるのは、店名にも冠されている鴨鍋と鴨の鉄板焼です。鴨鍋はあっさりとしていながらも、鴨から出る滋味深い出汁が効いた甘めのスープが特徴で、多くの人に支持されています。鴨の鉄板焼では、サッパリとしていながら旨みが凝縮された三種類の鴨肉と焼き野菜を南部鉄器で提供。熱々の状態で、鴨の様々な部位の食感や味わいの違いを楽しむことができます。ディナータイムにはこれらの鴨鍋や鉄板焼をメインにしたコース料理が複数用意されており、「鍋道」や「焼道」、「どら鴨流」(鍋と焼の両方)といったコースがあり、一人あたり4,000円(税込)程度から提供されています。これらのコースには、本日の小鉢や鴨逸品、〆の食事(うどん、そば、雑炊セットなど)、デザートが含まれるものもあり、河内鴨を心ゆくまで堪能できる内容となっています。コース利用時には、追加料金で飲み放題を付けることも可能で、宴会や接待にも適しています。また、コース以外にも、新鮮な鴨刺しやたたき、鴨ロースのステーキ、から揚げ、コロッケといった多彩な逸品料理も揃っており、様々な調理法で河内鴨の魅力を味わうことができます。鴨刺し盛り合わせは1,350円や1,800円など、提供時期や内容によって価格が異なる場合があるようです。
ランチタイムには、鴨出汁を使ったつけ麺が人気を集めています。麺はうどんとそばから選ぶことができ、あっさりとした中にも鴨の旨みが溶け込んだ味わい深い一杯です。つけ麺は月曜日から金曜日のお昼限定で提供されており、並盛りは1,000円程度です。おにぎりや出汁巻き玉子がセットになったランチセットを追加することもでき、ボリュームも十分にあります。ランチの平均予算は1,000円前後、ディナーは5,000円から7,000円程度となることが多いようです。お会計の際には、テーブルチャージが別途かかる場合があります。
店内は黒を基調とした落ち着いた雰囲気で、和の情緒あふれる隠れ家のような空間が広がっています。使用される器にもこだわりがあり、九谷焼の器が料理を引き立てます。座席はカウンター席が6席、テーブル席もあり、総席数は20席から22席程度となっています。個室はありませんが、9名程度からの少人数での貸切も相談に応じてもらえる場合があります(ただし12月など繁忙期を除く)。
ドリンクメニューも豊富で、ビール、ワイン、日本酒、焼酎、カクテルなど、鴨料理との相性を考えられた幅広いラインナップが揃っています。特にワインにもこだわっているようです。
JR本町駅や堺筋本町駅から徒歩圏内という立地から、周辺のオフィスで働く人々のランチや仕事帰りの食事、また、落ち着いた空間は接待や友人との会食、デートなどにも利用しやすいでしょう。ただし、20歳未満の方の入店は同伴者を含め不可とされています。全席喫煙可能ですが、ランチタイムは禁煙となっています。近隣にコインパーキングがあるため、車でのアクセスも可能です。美味しい河内鴨料理と共に、ゆったりとした時間を過ごせるお店です。